約 293,144 件
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/92.html
タイトル『マックスパパの嘆き』 作・vipkKBZ7zA トリップ:◆vipkKBZ7zA やぁ皆! 僕はマックス! もう一度言うよ、僕はマックス! え、なんだい? もう一度聞きたいって? HAHAHA! 良いだろう、僕の名前はマッk―――― 「おおおぉぉぉとぉぉおおおさぁあぁぁああまぁぁぁ!!!!」 「ダバスッ!!!!」 突然邪神からの呼び声のような怖しい声か聞こえてきたと思った瞬間。僕の腹部に強力な打撃が突き刺さった。 ゴキメキ、と聞こえてはいけない音が伝わってくる。そして僕のナイスでワンダフルな体は、思いっきり壁に 叩きつけられた。 「おーーとーーさーーま!!一大事! 一大事ですわ!」 なんとか上半身を起こして、顔を上げると僕のライフゲージを一撃で真っ赤にした元凶。 愛娘のラムリアが般若のような形相で立っていた。後ろに立っているのは、我が親友カイルの息子にして 義理の息子になる予定の少年、アルスである。申し訳なさそうに笑いながら頬を掻いていた。 「おとーさま! 聞いているんですか!? 一大事なんです!」 「あぁ……確かに一大事だね……僕の体が」 ぼろ雑巾の気分を味わいながら言葉をなんとか口にする。口の中から鉄の味がしてきたよやっべぇ。 そんな悲惨な僕の様子を見かねたのか、アルスが回復ドリンクを差し出してきた。本当に良くできた子だ。 将来は父親に負けず劣らずの良い男になるだろうね。まぁ僕には及ばないだろうけど。 「お父様の体なんて今はどうでも良いです! それに現時点でアルスさんはお父様より 遥かに良い男なんですから、寝言は寝てから言ってください!!」 ひでぇ……ぼろ雑巾にしたのは君じゃないか我が娘よ……それにいつの間に読心能力なんて手に入れた んだい? 口に出してもいないじゃないか…… 「今はこれです! これを見てください!!」 ばちーーん! と僕の目の前の床に写真を叩きつけてくる。恐る恐る見るとそこにはフィーニス島にいる親戚である ボナパルト・ハッタイン・ヴィヴィアージュおば様が写っていた。 「あぁこれは、ボナパルトのおば様だね、この写真がどうしたんだい?」 「どうしたもこうしたもありませんよ! 女の人ですよ!」 「? どういうことだい? 何か問題が……」 「問題ありまくりです! 女の人なのにお爺様のようなカバ体型なんですよ!」 自分の祖父に向かってひどい言いようだ。激昂しつつ愛娘は話を続ける。 「くっ! 今まではヴィヴィアージュの呪いとも言えるこの体型は殿方限定だと思っていたのに…… まさか新作で女の人が出てくるとは……完全に見誤りましたわ!」 床を叩きながら慨嘆するラムリア……拳が床にめり込んでいる。なんだかどんどん人間離れをしていくなぁ この娘は、……取り敢えずメタ発言と床を破壊するのは止めてほしい、怖いから口には出さないけど 「あぁ……どうして私の好物はピザ、チーズフォンデュといったカロリー激高なものばかりなのでしょう? このままじゃ将来私にも呪いの魔の手が……」 さっきから呪い呪いと自分の血族に向かって……普段は良い子なんだけどなぁ、我を見失いやすいというかなんというか。 兎に角このままじゃスタッフにも喧嘩を売りかねないので、落ち着かせよう。 「ふーむ……そうだね、じゃあなるべく間食を少なめにして」 「それが出来たら苦労はありません……好物を抑えるのがどれだけ大変なことか……」 なるほど確かに自分の好物。それが、食べ物となると抑えるのはラムリアには酷だろう。 大人でもダイエットに失敗するものだ。周りの子達と比べて大人っぽいとは云え彼女もまだまだ お子ちゃまの域を出ない。 「ううぅ、アルスさんに醜い姿を見せることになるなんて……そんなの耐えきれません!」 遂に醜いと言いきったよこの娘。ラムリアの罵詈雑言にアルスは若干引いている。まぁ無理もないだろう テンションの高いラムリアを抑えるのは彼でも至難の業のようだ。 「まあまあ、ラムリア。別に必ずそうなると決まっている訳じゃないんだし、それに僕はラムリアが どんな姿になっても大好きだよ」 (高感度上げるためとはいえチーズフォンデュを渡しまくったのは僕だし) 「アルスさん……」 顔を赤らめうっとりとしながら背景に花を散らすラムリア。親としては複雑な気分だよ…… 気障なことを恥ずかしげもなく言うのは遺伝だね、でもここは素直に喜ぼ ―――― 「あ、でもこの体型だと騎上位しにくそうだね、そう考えるとやせている方がお得かもね♪」 ってアルスぅううううううう!!!!?? なにとんでもないこと言っているんだね君は!? 空気が読めないのも父親譲りか! 思えばカイルもプレゼントをした女の子の目の前で別の女の子に プレゼントをしていたが、性質の悪さではそれ以上だな君は!! 「がっはぁ!!」 いかん! ラムリアが吐血した!? どんだけショック受けているというんだい娘よ!? 「ぅぅぅううぉぉおおおおとおおおぅうううざぁぁあああまぁぁぁああああ!!!!」 「ゴハムッ!!」 血の涙を流しながら抱きついてきた。愛しい娘に力強く抱きしめられるのは父親として冥利に尽きるが 腰が痛い痛い痛い痛い!! ボキボキ言ってる! 聞こえちゃいけない音がまた聞こえてきてるって! 落ち着いてくれラムリアよ! 君の父親は自慢じゃないがもやしっぷりではアルヴァーナでも一位、二位を争うぞ! あっ……ほんとに自慢じゃない。そうこう言っているうちに本格的に意識が遠くなってきた。口の中に 鉄の味がするけど気のせいだと思いたい。 「そ、そうだ食べることが我慢できないのなら何か他のことで気を紛らわせば良いんだ!」 藁にもすがる思いで口から出た言葉は、果たして吉と出るか凶と出るか、締め付けが緩まり、ラムリアは きょとんとしながら思考に移った。なんでラムリア錯乱したのかなー、と首をかしげながら再び回復ドリンク をアルスが渡してきた。半分以上は君が原因だぞ。 「んー……? 他のことで気を紛らわせるというのはどういうことでしょう?」 「そうだね……例えば何か食べたいなーと思ったとき、おやつ以上に好きなものを考えてみるとか…… そうすれば少しでも間食を減らせるんじゃないかな?」 我ながら苦しいと思われる意見だが、また先程の死の抱擁を受けるのは嫌なのでそれっぽく言ってみる。 すると納得したのか、手お叩き、ぽんっと景気の良い音を響かせ、普段の可愛い笑顔を見せてくれた。 「おぉぅ! 名案ですわお父様、アルスさんの100万分の一ぐらい凄いです!」 ん、ん~~~??? なぜだろう……褒められているはずなのに褒められている気がしないのは、 とりあえずラムリアの中では僕<<<<<<<『越えられない壁』<<<<<アルス、らしい…… あれ? 目が熱くなってきたのはなんでだろう…… 「ありがとうございましたお父様。行きましょアルスさん♪」 「ははは……お役に立てて嬉しいよ……」 天使のような笑顔というのは正に今の彼女を指す言葉だろう。アルスに世界中の誰もが 嫉妬の目線を向けそうな笑みを見せ、突っ込んできたときに破壊した扉をくぐり、鼻歌を歌いながら 機嫌良く去っていった。付いて行くアルスが一瞬凄まじい憐みの目で視線を向けたような気がしたけど きっと気のせいだ、気のせいに違いない…… ―――――――――――――――― う~ん、なんだかショックでテンションが上がって、とんでもないことをしてしまった気がします。 でもそんなことより、自分の好きなものを思い浮かべる……か、これはとても良いアイディーーアですね♪ ぱっと思いつく大好きなもの……やっぱりアルスさんですね♪ 物というより者ですけど。 っとと……早速何か口に入れたくなってきました。よし! アルスさんのことを考えれば良いんですね! アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん…… 「アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん……」 アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん…… 「アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルス さんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルス さんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん…………………………………」 ―――――――――――――――― 数日後…… いやぁ……この前はひどい目にあった。まだ体が痛むよ、レイにモンスターに襲われたのかって勘違いされるなんて…… モンスターじゃなくて自分の娘なんだけどね、いや、ある意味ではモンスターより怖ろしいけど…… あっ! そうだ忘れてた。僕はマックス! ……ふぅ~、やっぱりこれがないとね! 今日は問題なく過ごせそうな気がするな~、景気づけにもう一回やっておこうっと! 「僕はマック……」 「何やってるの?」 「……ス! いや、所謂お約束と云うわけだよアルス」 突然声を掛けてきたアルスに、ふふんっと誇らしげに教える僕。どこか冷たい目で見てくるが やはり少年にはまだ理解できないようだ。HAHAHAHA!! それにしてもなんで半分だけしか部屋に入らないんだい? さっさと部屋の中に入っても怒りはしないぞ? 疑問をそのまま口にすると困ったような疲れたような嬉しいような複雑な顔で話し始めた。 「えぇ……と、ラムリア間食を抑えることに成功したようですよ……はぁ」 「ほう! それは良かったな!」 正直適当にその場しのぎで言ったのだが、功を奏したようだ。 それにしてもアルスはなぜ溜め息をついているのだろう。この少年は他人の幸せを 一緒になって素直に喜ぶ心の持ち主だ。ましてや恋人のラムリアの成功だ。自分のこと以上に 喜んでもおかしくはない。それになぜ一人で報告に来たんだろう、ラムリアはどこだ? 「ところで、ラムリアはどこに? 一緒にはいないのかい?」 「…………ここにいますよ」 は? ここに? と口にする間もなく、残り半分の体も部屋に入って来た。 そしてアルスの姿に僕の口はあんぐりと開いた。 「アルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさんアルスさん………」 ぶつぶつと言いながら瞳の奥にハートを刻んだラムリアがひっついていた。恍惚とした暗い表情は、 だれがどう見ても正気ではない。 「い、い、一体何が……どうしてこんな……」 「どうやら大好きなもので、僕を思い浮かべたみたい……それは嬉しいけど、仕事が出来ないよぉ」 なるほど、つまりアルス依存症と云う訳か……ははは、どうしてこうなった…… アルスの腕にしっかりと絡みつく姿は、親戚であるエリザの肩にくっ付いているぬいぐるみを連想させ、 どことなく笑いを誘った。もの凄く乾いていたけどね。 「とりあえず……健康の源でも飲ませてみます。どうみても状態異常だから……」 「よろしく……頼むよ」 溜め息をつきながら、ゆっくりと部屋を出て行った。どことなく喜んで見えたのが救いだった。 ……とにかく、治ることを祈ろう、そしてこれからはどんな状況でもしっかりと考えて 発言しよう…… 「娘よ……」 自然と口から出た言葉は誰に聞かれることもなく空に溶けていった。 ――― その後、なんとかラムリアは正気に戻ったが、ヤンデレ属性が付いたらしい。頑張れ、アルス……。
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/64.html
タイトル『密かな想い』 作・もんじ トリップ ◆gd9NVb5EGA 「今度はお風呂にどんな薬草をいれてみようかな~?」 ゴンザレスの湯、私は今日もここで風呂掃除をする 10$でどうやってやりくりしてるのかって言う人もいるけど お湯は勝手にクジラ島からひいてるからお金はかからないし 一日のお客さんが多いから収入は以外といいのよ♪ 「お邪魔しま~す」 「あ!ラグナ君」 私が密かに恋を抱いてる[彼]が来た 「今日も入りに来ちゃいました(笑)」 「うん♪いつもいつもありがとう~♪」 そう、彼はほぼ毎日ここに来てる。しかも一番ノリで 私が営む温泉に毎日浸かってくれてるのは嬉しいし なんせ彼の顔がいつも見られるっていうのが一番いい! 「ふふ」 「どうしたんですか?」 「いえ、なんでも無いわ。料金は10ゴールドよ」 「あ、はいどうぞ」 「まいどあり~、ごゆっくりどうぞ~♪」 そして彼が私の磨いた湯に入っていく 「ふふ♪」 しばらくして彼から声がとんできた 「メロディさ~ん!」 「はいは~い」 「体を洗う石鹸がどこにも見当たらないんですけど・・・」 「え!?」 嘘!?もしかして用意忘れ? 「待ってて!すぐに持ってくるわ」 二階に急いで駆け込んで石鹸を探す 「ん~無いわね~・・・」 どうやら在庫切れのようかも・・・ 「ん?これ・・・」 偶然ピンク色の石鹸を見つけた 「男性用は白だけど・・・仕方ないわね」 それを持って急いで彼の元へかけこむ 「ごめんね~!待たせちゃって」 「いえいえ~」 「なげるわよー!」 そのピンク色の石鹸を床に滑らして投げ入れる 「ありがとうございまーす」 ん?待って?今投げた石鹸に♪マークがついてた!? 「あ!」 ♪マークの石鹸は私専用の石鹸で薬草を調合したオリジナル 「石鹸があるとやっぱ違うな~」 そ・・・それを今彼が使ってる? 私が体に当てた石鹸を今度は彼が体に? 「ええ?え?そそそそ・・・そんな」 とたんに顔が熱くなる 「私のアレがラグナ君の当たってで石鹸がアレで・・・」 頭に湯気が上がる、湯にも入ってないのに 「この石鹸、なんかいつもと違ういい香りがしますね~!」 「・・・ボン!」 頭が爆発した 「なんか肌触りもじゃっかん、なめらかな気がします」 「バババ・・・」 思考が混乱した 「バカぁーーーー!!!」 「え?」 走って自分がいつも座る接客席に顔をふせる 「ど!どうしたんですかメロディさーん!?」 「なんでもないわよ!!」 顔がまっかっかになってて火でもでるんじゃないのかと思う でも、ある意味彼と体に触れ合った訳よね? 私と彼が間接接触・・・ しかも肌と肌で・・・ 「え・・・へへへ」 私を彼があーなって、こーなって、あーなって・・・ 「ぃゃ~ん、うふふ」 「メ・・・メロディさん?」 「え!?」 いつのまにか彼が目の前に立っていた 「なんか・・・ニヤニヤしてますけど?いい事でもあったんですか?」 また顔が熱くなる 「・・・」 「メ・・・メロディさん?」 カッーーーー!! 「バカぁーーーー!」 「ええ!?」 たまたま近くにあった本で彼を殴る殴る! 「ばか!ばか!ばか!ばか!ばかぁ!」 「ちょ!痛いですって!やめてください!」 「帰って!帰って!」 「わ、わかりました!帰ります!帰りますから!」 彼が逃げるように出て行く・・・いや、逃げたのか・・・ 「あっ・・・」 とたんに寂しさと罪悪感が心を襲う 「ひどい事・・・しちゃったな・・・」 入ってくれたお客さんを理由も無く追い出してしまった ましてやそれが彼だなんて・・・ 「・・・明日、謝ろう」 そして日が沈み 次の日の朝 「う~ん!いい朝ねー」 今日は昨日の反省も含めて倍きれいに掃除しないと! 「よ~し!やるぞー!」 いつもの掃除用具を手に持って床を湯船をすべるようにしかし激しく拭く!掃く! 男性湯に来たその時、ふとアノ石鹸が目に映った 「この石鹸・・・」 ♪マークつきのあの石鹸、昨日あのまま放置してしまったのだ つまり最後にラグナが使ったあのままの状態 昨日の自分がしてしまった事を思い出す、私がラグナ君を追い出してしまった 「ラグナくん・・・」 急に胸の奥が熱くなった、彼への愛おしさがふくらむ 石鹸を手に持ちその匂いをかいだ 「ハァ・・・」 ハーブの香りの中に彼の香りが臭ったような気がした 手を胸に持ってくる・・・そのまま自分の胸をもんでいく 「う・・・あ・・・」 息が荒くなってくる、理性が溶け始める、思考が麻痺する 「あ!・・・あん!うぅ・・・」 胸を揉む手が激しくなる、メロディは服を脱ぎ石鹸を片手に持つ 石鹸をアソコに当てる 「きゃああん!!ぁぁぁ・・・」 快感が体を支配する、脳はその快楽をさらに求める 指を中に入れていく・・・ 「くぅん!!」 石鹸が体を滑る、膨らんだ胸に泡がつく 乳首をつまみこねり、指を出し入れする クチュクチュと淫らな水音と泡が風呂場に響く 「ラグナくぅん!くぅん!あん!」 喘ぎ声が館に響く、彼の姿に頭が埋まる 絶頂が近づき指の動きが激しくなる。 「あん!あん!きゃん!」 今の彼女に理性は無い、あるのはただ・・・ 一人の男が欲しいという欲望だけだった 「あぁぁぁぁんんんん!!!」 性器から液体が飛んだ。 その周辺の泡が洗い流される 「ハァハァ・・・」 しばらく彼女は動けなかった、快楽のあとのなんとも言えない感覚にひたる しばらくして理性を取り戻した彼女は男性湯で体を洗い流し自分の液体を流し石鹸を持って 服に着替える。 (なんか・・・つかれたよぅ) 男性湯の石鹸を調合でつくり取り入れた そして接客席に座る (・・・ハァ) ため息がもれる 3時になり誰かが入ってきた 「おじゃましま~す」 彼だった 「ラグナ・・・」 「わぁ!?大丈夫ですかメロディさん!顔が死んでますよ?」 「ううん、平気。それよりも昨日はごめんなさい」 「え?昨日?」 「私・・・ラグナの事追い出しちゃって」 「ああ!気にしてませんよ全然」 そう言って彼は笑顔を見せる その笑顔がとてもかわいい。 「クス・・・」 「あれ?いつものメロディさんの顔に戻りましたね」 「誰のおかげだと思う?」 「え?誰ですか?」 「それは、ひ・み・つ♪」 そう言って私も笑顔をみせる 「メロディさんの笑った顔、僕好きですよ」 「え?」 今彼は私にむかって・・・ 「何かつらい事があったら言ってください、相談にのりますよ」 やっぱり思わせぶりだった 「誰のせいでつらくなってると思ってるのよ・・・」 「え?なんか言いました?」 「う、ううん何でもない!それよりお風呂でしょ?今日は無料でいいから入って入って!」 「え!?いいですよ!ちゃんと払います」 「昨日のおわびよ!おわび!」 「いえ・・・たった10ゴールドですし・・・」 「たったとは失礼な言い方ね!もっと取ってもいいのよ?」 「あ、すいません!入ります入ります」 そう言うと彼はいそいで浴室へ・・・え? 「え?そっちは・・・」 「あ・・・」 ラグナは女湯に入ろうとしてしまったのだ 「す・・・すいません!!!」 そして慌てて男湯にはいる。 その時の彼のあわてた顔がとても・・・ 「きゃ~ん!かわいいぃー!」 昨日彼を叩きだした本に思わず抱きついてしまった 「かわいい!くぁいいぃよー!」 足をバタつかせる、顔を本に埋めてほおずりする 「メ・・・メロディさん?」 「ん?」 見るとローランドさんがいつもの黒い猫を肩にのせて前に立っていた 「あ・・・あの、お風呂にはいりたいんですが」 「す、すいません!料金は10ゴールドです!」 「はい、どうぞ」 そしてそのまま浴室へむかう。もちろん男湯に さっきの事を思うと私は本当に彼の事が好きなんだなと思う 「はぁ~、ラグナ君・・・」 あなたからも私の事を好きだといってほしい しばらくして彼が戻ってきた 「ふぅ~、今日もいい湯でした!」 「でしょでしょ~!?この前いれた新しい薬草があるんですもの!」 「え?あの薬草まだ効果が続いてたんですか?」 「うん、もうすぐ切れるけどね」 私は苦笑いをする 「ところでラグナ君ってさ、好きな人とかいるの?」 ぶっ! 彼がふきだす 「ど!どうしたんですかいきなり!?」 「いいから!いいから!好きな人とかいるの?」 彼が苦笑いで言う 「考えた事もないですね・・・」 「そうか・・・」 実はあなたの事が~っていうのを期待してたんだけどな~ 「でも、いますよ」 「え?」 「いますよ、僕が想いをよせる人] そう言うと彼は真面目な顔でこっちを見つめてきた 「そそそ・・・そうなんだ・・・」 顔が熱くなる 「メロディさんはどうなんですか?」 「え・・・え?」 「メロディさんは好きな人とかいるんですか?」 いるも何も・・・ 「いるよ・・・」 迷いは無い 「そうなんですか」 「案外近く・・・にね」 「そうなんだ!応援しますよ」 応援・・・その言葉になんか腹がたった 「もう!ラグナ君って鈍感すぎない!?」 「え?え?何がですか!?」 カッーと顔がまた赤くなる 「なんでもないわよ・・・」 彼がまた困った顔をする 「人の気もしらないで・・・」 「え?何かいいました?(汗)」 「なんでもないよ~だ!・・・ふん!」 そういって私はそっぽを向いた 彼は何をしたらいいかわからないのか、また焦った顔をする その顔がとてもかわいいくて、愛しいかった 「ラグナ君!」 「は!はい!?」 チュ! 「んん!?」 私は・・・彼の唇に私の唇を重ねた そして静かに離す 「メ・・・メロディ・・・さん?」 「これは・・・私の気持ち・・・」 彼は口を開けてポカーンとする 「私が好きな人・・・それは」 少し間をあけて言う 「今私が口付けした人・・・」 次の彼の言葉が聞けるまでに時間はかなりかかった 当たり前だ、突然の告白ですもの 「メロディさん・・・ぼ、僕は!」 私はそっと彼の唇に指を当てる、彼は驚いた顔をする 「今はまだ言わないで・・・」 「え・・・?」 「今はまだ知りたくない・・・まだあなたを好きでいたいから」 「メロディさん・・・」 「今度の聖夜祭の日まで・・・まだ片想いでいさせて」 彼は複雑な顔をした 「はぁ~!今日もいい湯ですな」 何も知らないローランドさんが出てきた すると私とラグナの淡いふういんきを感じたのか 「おや?お邪魔でしたかな?」 「い、いえいえ!」 ラグナが慌てて否定する 彼のあわてた顔ってなんでこう魅力的なのかしら? 「ローランドさん!この前風呂場でお酒のんでませんでした!?」 「うえ!?な・・・なんの事ですかな~・・・?」 ローランドさんもあわてた顔をする 「あ、そういえばさっきも飲んで・・・」 「ラ・・・ラグナ君!!」 「も~!やっぱりぃー!」 「す・・・すいませんメロディさん」 大人なのに私に叱られてるローランドさんをおかしく思ったのか、ラグナが笑いだした 「ア、アハハハハハ!!」 すると私も急に変に思って笑い出した 「ふ、ふふふアハハハハハ!!」 ローランドさんは何がなんだかわからなくて苦笑いをする 「ほ、ほほほほほ・・・」 「アハハハハハハハハハハハハ!!!!」 ゴンザレスの湯に笑いがあふれた 聖夜際の夜に結婚式がひらかれた 「おめでとぅー!ラグナ君!」 「あ、ありがとうございます!」 花婿はラグナ、タキシード姿がかっこいい そして花嫁は・・・ 「おめでとー!ミストさん!綺麗だよー!」 「ありがとうございます!」 結婚式の時に着るそのドレス・・・本当に綺麗だった 私は客席にいた、華やかな舞台の上で二人は愛を誓う とっても素敵だった・・・そのぶん胸も痛んだ その痛みを紛らわそうと私は精一杯祝福した。 「おめでとぉー!!今度は二人で温泉にきてねぇー!」 そして・・・私が口付けした唇に今度はミストさんが口付けする 結婚式とパーティーが終わって家に帰ると私は泣いた・・・思いっきり泣いた ラグナがミストさんを好きなのは知っていた。彼女と話している時の彼は本当に楽しそうだった だからこそ彼を想うと胸が痛んだ 「うく・・・ひく・・・私も・・・あれ・・・着たかったよぅ~・・・」 ミストさんは本当に綺麗だった・・・ 涙が枯れて私は深夜の空に叫ぶ 「ラグナ君なんか嫌いだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 それでも私は彼が好きだろう・・・彼の事を想い続けるだろう 結婚式から、いくらか日がたった 「おじゃましまーす」「おじゃましま~す!」 「いらっしゃーい!お!?今日はミクト君も一緒ね?」 「うん、ここの湯をこの子にも味わって欲しいからね~」 「ほらミクト、挨拶は?」 「ばぶぅ~!!」 今日も彼は彼女と共にここにくる。いや今日は子供も一緒かな♪ 「料金は合わして30ゴールドよ!まいどありー!ではごゆっくりどうぞー!」 こうして私の密かな片想いの付箋にピリオドがうたれた。 [終わり] [おまけ] 泣いたあの日に他にも叫んだ声が聞こえた、次の日町の女の子全員 目が充血していたのはみんなの秘密♪
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/44.html
タイトル『ソフィア輪姦』 作・釣り師 トリップ ◆dkDmj798WFtq とある山奥の小さな小屋において…… 「次のターゲットだが、ここにする。」 「ふむ…… お前にしては珍しい、こんな露骨に金持ちの家を狙うとはな。」 「だよねー、金持ちほど警備とかセキュリティに金かけてるってのがあんたの持論じゃん?」 いつもとは違う計画を持ち出した男に二人が反論する。 「あぁ、お前たちの言うことはもっともだ。だがな、その辺の下調べも住んでいる。」 最初に口を開いたリーダー格の男は続けて 「この屋敷がある町だが…… 呆れるほどに平和ボケしている。ここ数年、犯罪らしい犯罪なんて怒っていないくらいにな。」 男は自慢げに調査結果を二人に手渡す。 「成程、警備も居ない、普段から出入りは自由。町の連中に顔を覚えられ易いことを除けばかなりの優良物件だ。」 「ん~? でもさ、リーダー。それだけじゃないんじゃないのぉ?」 部下のうち、おちゃらけた男が口をはさむ。 「ほぅ…… 相変わらずお前は感が良い……」 「ぬ? どういうことだ?」 一人だけ置いてけぼりの男を残し、部下はニヤリと笑い、顔を近づけ囁く。 「……で、どっちがお好み? ゆるそーな方? まんまお嬢様って方?」 「……ここまで理解できていて分らんお前では無いだろう?」 顔が近い、と椅子を引き準備を始めるリーダー格の男。 「へへへっ、旦那もお好きですねぃ。で、いつにするんです?」 「二日後、そこの主人と長女が家を開けるらしい。不測の事態に備え、明日のうちに近くに拠点を張る。」 「……あいよ。要するに、今すぐ出発ってことだろう?」 二人は未だに頭を傾げている男を蹴飛ばし、それから何も言わずに準備を始めた。 「それじゃあソフィア、留守のことは頼みませんよ?」 「明後日の夕方には帰ってきますからね。」 「ええ、心配して。私一人で賑やかに過ごすから。」 会話の主たちは町一番の富豪一家、ヴィヴィアージュ家の当主ドンチャコスとその娘、エリザとソフィアである。 ドンチャコスとエリザはそれぞれ仕事で数日間、家を開けるのだ。 「まったく…… 私一人でも不安になれば良いのに。」 家に残るのは思ったことと真逆のことを口にする少女、ソフィアだ。 いつもは父の仕事に旅行気分で付いて行ったものだが、今回は町に残った。 彼女なりに一人で過ごしてみたい…… と家族を説得したのだが…… (ふふふ…… 明日はカリンとトゥーナを呼んで楽しみましょう♪) 親友を招いてのお泊まり会。密かにソフィアが憧れていたことであった。 「明日は退屈ね。今日は遅く寝ましょう。」 明日の夜は友人と楽しく過ごせる。「明日」の夜は…… その頃…… 「準備は出来たか?」 「ばっちこーい。侵入経路も逃走ルートも抑えたぜ。」 「思ったより旅人の行き来も多い、不安要素は無い。」 シアレンスの町から少し離れたテントにて三人の盗賊が最終確認を行っていた。 「手順を確認する。侵入はいつも通り窓からだ。鍵開けは任せた。」 「了解。この目で見たが、あの旧式ならば開けるのに一分もかからんよ。」 静かに部下の男は愛用の道具を取りだし、解錠の手順を確認する。 「侵入後、お前はそのまま金庫の鍵を頼む。その間にお前は逃走経路の確保及び宝石類を漁れ。」 「へいへい、確認するが骨董品やらは良いんだな?」 「ああ、嵩張る上にアシが付きやすい。」 「りょーかい、んで旦那はお宝…… っと。」 相変わらずの軽口を叩きながらちらりと顔を窺う。 「……そんな顔をするな、何もお前たちに触らせないと言っている訳では無い。」 「旦那のシュミは分かりかねますぜ、俺には。まぁくれるもんは貰っときましょう。」 「その口ぶりなら、お前は最後で構わんな?」 対照的な部下二人。何か良い争いを始めたがリーダーが止めに入る。 「狸の皮算用にならんようにな。では、始めるぞ。……幸運を祈る。」 「御意」 「不運を、の間違いじゃねーの?」 三人の刺客が放たれた。 三人が屋敷に到達してから侵入までは一瞬だった。 予定通り鍵をものの数十秒で開け部下たちは各々の仕事を開始。 リーダーは音も無く二階に駆け上がりソフィアの寝室に忍び込む。 棚や机には彼女の私物である宝石などがあるが男の目的はそれらではない。 彼の目当てのものは豪華なベッドの中でスヤスヤと寝息を立てている。 手早く布団を床に投げ飛ばすとガムテープで口を塞ぐ。 ここでようやく目覚めたソフィアだが状況が全く飲み込めない。 (えっ…… この人は…… ま、まさか泥棒!?) 声を出そうとするも口は既に塞がれている。 身の危険を感じ目の前の男を突き飛ばそうとするがいとも簡単に組み伏せられてしまう。 そこに…… 「あれ~ もういつでもオッケーって状況? ちょっと速すぎませんか?」 更に二人の男が部屋に入ってくる。 一人はニヤニヤと笑いながらソフィアの顔をつつき、もう一人は自分を押さえつけている男からガムテープを受け取ると窓を目張りする。 目張りが終わると軽薄そうな男が口を塞いでいたガムテープを躊躇なく剥がした。 「っ……! 貴方たち、一体どこの誰なの!」 痛みで涙目になりながらも威勢よく睨みつける。 「見ためで分かりませんかねー? ご想像の通り、盗賊ですよ。」 「安心しろ、抵抗しなければ命は取らない。」 「既にこの屋敷にある金品は大方頂いた。だが、まだ足りぬ。」 自分が寝ている間に泥棒に入られたこと、父が貯めてくれた財産をあっけなく盗られたこと。 悔しさで唇を噛むソフィアだが、疑問に思うことがある。 「なんで…… 私を寝かせたの……?」 奪うものを奪ったのなら逃げれば良い。わざわざ自分を起こして顔を見られる危険を冒す必要はない。 そして三人目の言った言葉…… ソフィアが結論を出すより早く、リーダーに首根っこを掴まれ、先ほど投げ捨てられた布団の落ちた床の上にぺたんと座らせられる。 「こういう、ことだ。」 男は口を開くのと同時にナイフでスカートを切り裂き、フリルで装飾された下着に包まれた可愛らしいお尻が晒される。 それに呼応してに二人の部下が協力して上半身もショーツとおそろいの下着姿に切り裂く。 「ひっ、い、きゃあああああああああ!」 突然衣服を剥ぎ取られ困惑するソフィア。 だが、男たちは間髪いれずに下着のラインに沿ってソフィアの身体に触れる。 「ほらよ、やっぱりこんなもんじゃん。もっとでかくねーと俺は満足できないって。」 「ならば邪魔だ、そっちも私が貰う。」 「いやいや、せめて直接いじってからにしてよ。」 部下たちはほどよい大きさに実った胸を揉む、左右別の力で揉まれる感覚に一層不快感を覚える。 「くっくっく、予想以上に上物だ。」 背後の男はお尻をまさぐるように掌を押し当ててくる。 「あぁうっ、良いっ! もっと…… もっと触って!」 こんな状況にもかかわらずソフィアは言いたいことが口に出せない。 その結果、 「あん……? へぇ~ 意外といけるクチなんだ?」 「この様な少女でも、見かけに寄らぬものだな……」 「折角こう言ってくれてるんだ、俺たちも楽しませてやろうではないか。」 (違う! 違うのに!) ソフィアのことを知らない盗賊たちは好き勝手に愛撫を激しくする。 「ふぁあう! き、気持ち良いのぉ! もっと、もっとやってぇ……!」 「そらよ、これはどうだぁ?」 胸を揉んでいた男がホックを引きちぎり、完全に乳房を露出させる。 もう一人の男も顔を出した突起に人差し指を当ててくりくりと弄る。 「んふぅん!? そ、それ最高ぉっ! や、離さないでぇ!」 「まだまだ幼いというのにこの感じよう…… いつも独りで慰めておるのか?」 「そっ、そうなのっ! 自分で、触ってるのぉおっ!」 お尻を触っていた男が秘所に指をスライドさせるように擦りつけてきた。 初めて感じる甘美な感覚に身体が崩れそうになる。 「まだ、早いな。もうちょっとほぐしてやろう。」 「あんっ…… な、何をっ、 !?んああああああっ!」 男は下着の間から指を忍び込ませ、ソフィアの割れ目に直接触れる。 それだけでソフィアはガクガクと震え、全身の力が抜け落ちる。 軽い絶頂に達したようだ。 「んあー? え? もう?」 「……?」 怪訝な表情でソフィアを窺う部下たち。 「ふむぅ、かなり感じやすいのみたいだな。」 「んー じゃあ、もうやっちゃう? 旦那は良いの?」 「少々物足りん気もするが仕方ない、どうやら男に触られるのは初めてのようだしな。」 「了解した。おい、お前も手伝え。」 「へいへい、こっちは俺が先だかんな。」 (はぁっ、はあっ! 私…… どうして……) 初めてだらけの快感に理性を奪われ、嫌なはずなのに身体は疼く。 (もう、もう嫌なのにっ!) 必死に逃げ道を探すが男三人相手に、この格好では逃げられるはずもない。 この後の「最悪の事態」を想像するだけで激しい悪寒を感じる。 しかし、何故かその度に身体の芯がじわぁ……っと火照る。 「なん…… で……」 自分の知らない身体の反応に恐怖するソフィア。 「あ、目ぇ覚めました? 続き、やりましょうか?」 こちらに気付いた男が無情にも最悪へと歩を進める。 今しかない、最低でもこの男たちが抱いている誤解だけでも解かなければ。 そう決心し、顔を上げると…… 「聞きなさい! 私の…… ひっ!?」 そこには男二人の性器が構えていた。 「はい、じゃーこれを頑張って気持よくして?」 「さっさと代われよ、待つのは性に合わん。」 経験はもとより、知識もほとんど無いソフィアでも察しがついた。 男は無理やりペニスを四つん這いになったソフィアの顔に押し当てようとする。 「ちょ…… その綺麗なものを近づけないで!」 「いやー お褒めにあずかり、光栄ですがお嬢様? 顔をそむけちゃご奉仕できませんよ?」 男はソフィアの顔を掴むとその肉棒を顔面に擦りつけた。 (熱っ! ビクビク動いてる…… それに臭くて気持ち悪い……) 初めて触れる男性器に顔をしかめるが男はお構いなしにソフィアの口に肉棒を突きたてる。 「うぐぅっ! けほっ、いやっ、抜かないれ、いやああ!」 「抜きませんし、ヌかせてくださいよっ!」 必死に舌で押し戻そうとするソフィアだが、それが却って刺激を与えてしまっているようだ。 「おっ、これ、これいいじゃんよ。」 「ふむっ、んーっ、や、やめ…… ひゃあああっ!」 気づけばソフィアはショーツを付けていなかった、いつの間に脱がされたのだろう。 切り裂かれたドレスだけという見る者を興奮させる姿となったソフィアを後ろからリーダーが貫いた。 「うおおっ、これはキツイな…… だが良いっ、可愛いぞぉ!」 既に愛撫で濡れていたとはいえ初めて挿入を一息に行われたのだ。 先ほどまでの快感が消えうせ、鉄杭を埋め込まれたような痛みがソフィアを襲う。 「いやああああああああああああっ! あっ、はっ、はっぁ! 気持ち良い、気持ち良いのおおお!」 勿論これも本心では無い。だが…… 「そうか、良いのか! 安心しろ、もっと良くしてやるよ!」 男はまだ準備が整いきっていない膣内を強引に掻き回し、無理やり防衛本能に愛液を分泌させる。 「うおっ…… 分かるか、お嬢様? どんどん溢れて来てるぜえ!」 ぐっちゅ、ぐっちゅという音とともに接合部からピンク色の液体が飛散する。 「ふわああああっ、出てないっ、出てないのぉ!」 (これが…… 私の身体なの……?) 「おーい、口が止まってんぞー?」 一番激しい行為に気が行っているソフィアにペニスを咥えられたままの男が不満を募らせる。 「同感だ。もう我慢ならん。」 「おいぃ? あんた何考えてんの?」 先ほどまでずっと待機していたもう一人の部下までもが自身のペニスをソフィアの顔面に突き付ける。 「どうせお前は好みでは無いのだろう? 私にも譲れ。」 どうやら二人とも均等にしゃぶれと言っているようだ、だが今のソフィアにそんな余裕は無い。 (はあっ…… なんで、嫌なのに、気持ち良いの……) 膣内を犯さる快感に夢中になってしまっているソフィアを見て、二人が口を開いた。 「旦那ぁ、申し訳ないんですが、ちょっとお時間貰えませんかね?」 「……良いだろう。」 すると、男は腰を振るスピードを極端に落とし、ソフィアにはむず痒い中途半端な快感だけが与えられる。 「え…………?」 「どうしたの? もっと激しくして欲しかったら俺らのチ○ポ、しゃぶってよ。」 ソフィアの視線が二本の肉棒に移る。こんなものを口に入れなければいけないのなら…… しかし迷っている間にもリーダーは絶妙な力加減でソフィアのGスポットギリギリをのろのろと責める。 「ふぁうう…… な、舐めます、だから、だからっ!」 ソフィアはチロチロと、順番に先端から竿まで舐めまわす。 「ぬぅ…… これは良い……」 「へへっ、やればできるじゃん。」 一通り舐め終えると、亀頭についばむようなキスをし、そのままペニスを口内に埋めていく。 満足した様子の部下を見て、リーダーも抽出を再開。腰をしっかりと掴み、ソフィアの奥深くにまで届くよう腰を前後させる。 「んあっ、くぁっ、あ、きゃふうん! もっと、もっとぉ!」 「やっべー、やべー、俺もう出るって!」 玉のような汗を浮かべて肉棒をしごくソフィアに部下の一人が情けない声を上げる。 「おいっ、勝手に出すな! 後は勝手に自分でやってろ!」 いつも冷静な男がガラにも無く慌ててソフィアのフェラを独り占めにする。 「頑張ってるお嬢様にはご褒美をあげませんとねぇ? ……そろそろ、分かりますよね?」 背後でソフィアを突きあげている男がそっと囁く、男のペニスは既に膣内で膨張し、発射を今か今かと待ち望んでいた。 「はむぅ、そ、そんな、中でだ、出したりしたら…… 最高よっ!」 言われて体内の違和感に気付いたソフィアは制止を呼び掛けるが勿論これも通じない。 「ぬおおぉっ、そ、その目は駄目だっ…… おっ、おおおっ!」 懇願するような目でフェラをされる羽目になった男が真っ先に果てた。 口内に収まりきらない精液がソフィアの顔を汚す。 「けほっ!? は、は、ふぁああああああああああっあああ!」 「うおっ、出すぞ、全部中に出してやるぞぉ!」 突然の射精に虚を突かれたソフィア、なんとか理性を保とうとしていたがとうとう崩壊してしまう。 それに合わせるように盗賊の頭は子宮めがけて己の精を注ぐ。 どくどく、と液体の注入が音で分かるほどの精子がソフィアの膣内を満たす。 「はぁっん! っあ…… 中、中に…… うれ……しぃ……」 男が肉棒を抜くと、愛液と精液が混ざったドロドロしたものが溢れてくる。 それを虚ろな目で眺めるソフィア、そこに…… 「こ、これも喰らっとけ!」 最初に根を上げ、一人でしごいていた男がソフィアに向け射精する。 ぼたぼたと、日に焼けておらず、真っ白な背中を汚す。 「ふ、ふぅ…… 良かったんじゃねーの?」 「うむ、十分満足だ。」 「ま、自分から求めてくるとは、良い予想外だったな。」 三者三様、満足した様子で身なりを整える。 「じゃ、お嬢様。お元気でね~」 「ご自愛なされよ?」 「まぁー あれだ、とても良かったぞ。ではな。」 屋敷に独り残されたソフィア。 「……私は、世界中で、たくさん…… おともだちがいるの…………」
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/61.html
タイトル『狂い花』 作・キョウカ トリップ 無 『え・・・!?お姉ちゃん、お兄ちゃんと結婚するの!!?』 モニカは自分でもビックリするくらい大きな声で驚いた。 『えぇ、1週間後にね。モニカも、結婚式に来てね。』 ちなみに、お兄ちゃんというのはもちろんマイスのことだ。 マイスがこの町に着てから、だいぶ年月が流れ、モニカもまだ結婚はできないにしろ立派な女性となりつつあった。 (そんな・・・私のそばから、お兄ちゃんとおねえちゃんがいなくなっちゃう・・・!) モニカはまだ驚きでいっぱいの頭の中で、ぼんやりとそんなことを思っていた。 結婚の知らせを受けてから、もう4日がすぎていた。 (やだ、やだ。お兄ちゃんとお姉ちゃんがいなくなるなんていやだ!) (二人の結婚を邪魔すれば・・・ううん、だめ。二人の悲しむ姿は見たくない・・・) でも、 毎日夢を見る日々。二人が遠くへいっちゃう夢。 モニカだけを取り残して、幸せそうに。 モニカの心は確実におかしくなっていった。 (二人を結婚させるわけにはいかない。私がゆるさない。私が・・・邪魔してやる!!!) 結婚式当日。早朝 『ねえ、お姉ちゃん。話があるの。』 『なぁに?モニカ。』 そんなことを言って、モニカはシアを人気のない遺跡へ呼び出した・・・と思う。 思う。というのは、今のモニカの心はモニカのものではないからだ。 めでたい結婚式のはずなのに、心は怒りと嫉妬で満ちていた。 『?モニカ?早くして・・・マイスさんが待っているの。』 『お兄ちゃんのことばっかり・・・』 『え・・・?』 ドサッ モニカがシアを押し倒した次の瞬間、二人の薄いピンクの唇が重なり合っていた。 『んっ・・・ちゅるっ・・・はっあ・・・ぷはっ・・・・・・モニ・・・カっ!?』 モニカが耳元でささやく。 『最初はね、お兄ちゃんをこんなふうにして、お姉ちゃんから奪っちゃおうって思ったんだけど・・・ お姉ちゃんの悲しむ顔は見たくなかったから・・・・・・ね?』 ちゅっ・・・とシアの耳元にキスをする。 『ふぁっ』 するとモニカがちょっと驚いたような顔を見せた。 『お姉ちゃん、感じてるの?妹の私に?・・・ふふ、こういうのってね、ホントはダメなんだよ。親近相姦だっけ?その前に女の子同士だしね。』 『モニカ・・・っ』 涙目でシアが見てくる。その瞬間。 『・・・!!!』 モニカは身を伏せた。カルロスがいたのだ。 そのとき、お互いの胸同士が押し付けられるような形で身を隠すことになってしまった。 シアがモニカの拘束から逃れようと身をよじる。 『『ひゃう?!』』 腰がとろけるような感覚が支配した。体が、熱い。 『・・・っお姉ちゃんっ大きな声出したらだめ・・・・・・あ・・・・・・』 そうだ。もともとこの光景をマイスに見せ付けるためにこの計画を立てたのではないか。 じゃあ、今から予行練習をしよう。お姉ちゃんの恥ずかしい声や姿を見せ付けるための練習を・・・ モニカの表情が、ニヤリと笑った。 『お姉ちゃん、今そこにカルロスさんがいるよ。どうする?見つかったら大変だねっ・・・!』 シアの服をたくしあげ、桃色のかわいらしい突起に同じくピンク色の小さくやわらかい唇をあてた。 「んっ!・・・ひゃうっ!も・・モニカぁ・・・んぅ・・・やめ・・・あんっ」 「んむ・・・ぷぁっ、おひぇひゃんかぁいい・・・・・・でも、みちゅかっちゃうよぉ?」 「・・・!?んんっ!んっ・・・んんんっ!!!」 「んんっ・・・ちゅぱっ・・・はむっん・・ちゅうぅ・・・はぁっ」 カルロスは何回かこちらを確認したが、あちらからではこちらの様子は分からないようだ。 訝しげな顔をして、町のほうへ去っていった。 どんどん固くなってゆく突起を舌で転がしながら、モニカは下のほうへと手を伸ばしてゆく。 「ふぁぁあっだめぇっ!モニカっ・・・ひゃんっ!!!」 くちゅ・・・とシアの秘所に触れた。 「・・・んっ!んあっ!ああああああぁんっっ!!」 ビクッビクッとシアの体が痙攣し、その愛液で地面に水溜りができた。 「はぁ、はあ・・・お姉ちゃんイっちゃったんだね・・・。あはは、どう?妹にこういうことされるのって。」 「モニカ・・・お願い・・・マイスさんが、待っているの・・・だから・・・」 「・・・っっ!!マイスマイスうるさいなぁ!!もういい!もっともっといろんなことやって、探しに来たお兄ちゃんに見られちゃえばいいんだ!!!」 「モニカっっ」 「お姉ちゃんなんか、お兄ちゃんに嫌われちゃえ!!!私とこんなことやってるへんな奴だって思われて、嫌われてしまえ!!!」 目の前のお姉ちゃんは泣いてた。悲しい顔させたくなかったからこの道を選んだのに、ダメじゃないか。 でも、体が止まらない。狂気で壊れてしまったモニカには、目の前の姉を汚して自分の香りをすりつけて、マイスのもとへ帰らせないことしか頭の中になかった。 「あっあっ!ひゃうんっ!ぁん、モニっカぁっんあっ!!!あああんっ」 「お姉ちゃんっおねえちゃんっっ!!はぁっ!はぁあっっ!」 互いの秘所を擦り付けあい、なめらかな水音をたてる姉妹は、異様な空気と狂気で満ちていた。 「どおっ!?お姉ちゃんっ、もうこれでっ、お嫁さんには行けないねっ!?」 「うあっ、ふぁぁああん!!マイスさん!マイスさんーーーっっ!!!」 「まだ、マイスマイスって!!お姉ちゃんの・・・」 そのとき。 「シアさーーーん!!!どこですかーーー!!?シアさーーーん!!!!」 マイスだ。やっと、来た。 モニカはここぞとばかりにより一層速く秘所を擦り付け、最後に達しようとした。 ドンッ 「え・・・・っ」 シアが、そんな力がどこにあったのかと思うほど強い力でモニカを跳ね飛ばした。 そのままマイスの所へ駆け寄ろうとする。 「お姉ちゃんっ!だめっっ!!行かないで!やだっ!!」 オネエチャンガイナクナルナンテ、ゼッタイ許サナイ 世界が暗転した気がした。それと同時に、自分が取り返しの付かないことをしたことに気づいた。 ただ、気づいたときには、目の前にモニカの知っている姉の姿はなかった。 「あっ・・・モニカちゃん!シアさん知らない!?朝から姿が見えないんだ。」 マイスの目の前にいる少女は、少し驚いた顔をして、けれども笑って言った。 「きっとお花畑にいるんじゃないかな?大丈夫だよ。・・・それよりさ、ちょっと遺跡に来てくれないかな?お話があるんだ。」 少女の顔は、笑っていたけど悲しげで。 オニイチャンモ、オネエチャントズット一緒ニイサセテアゲルヨ 狂気に満ちていた。
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/100.html
『ビシュナル×フレイ』 1. 枯葉が舞う季節、農場の脇道を燕尾服姿の男が急ぎ足で過ぎ去った。 旬の作物が大地を艶やかに彩るこの場所へ彼は毎朝、業務の一環で足を踏み入れるが、 この日は特別な用事で向かっていた。 「今日に限ってどうして……せっかく姫のお役に立ってみせるはずだったのに」 自分を戒めるようにビシュナルは呟いた。 彼は、農場の管理者兼この地セルフィアの(かりそめの)姫、フレイに仕える執事である。 ビシュナルは自分の特技である掃除を生かし農場で働くモンスター達の住む、モンスター小屋の掃除を 手伝うとフレイに懇願するが約束の時間は過ぎ、空は茜色に染まっていた。 肌寒い風が頬を撫でるとビシュナルは焦燥感を覚え、足取りはさらに早まった。 数分後、彼は小屋の入口に到着した。小屋と呼ぶには少々大きすぎるこの建物は、人が数人暮らす事も 可能だろう。 周囲に畑仕事に従事する小屋の住民達の姿が見て取れた。 「まだ姫のペット達が外にいるという事は、少しくらいお手伝いできるかも」 ビシュナルは急ぎ小屋の中へ入った。きっと姫は怒っているだろう、それとも呆れているかもしれない、 言い訳などせず平身低頭、詫び入るつもりだった。 「姫? こんな所でお休み……ですか?」 干し草の上に眠り姫が横たわっていた。声を掛けるが反応は無い。 小屋内の大半は既に手をつける箇所が殆ど無いほど片付けられており、取り替えたばかりであろう 干し草のベッドからは 甘く安らぐ香りを漂わせている。ビシュナルは四肢を折り曲げ熟睡する無防備な主人を凝視した。 二つに結われた若苗を思わせる淡い髪が干し草の上に無造作に垂れかかり、純白のノースリーブの ブラウスから伸びる、 熟れた桃の様なやわらかさを見せる白い細腕、その両腕の隙間からかいま見える山なりの膨らみ。 丈の短い薄桃色と黒チェックのスカートから覗く、絡み合う二本の若木を思わせる艶やかでしなやかな脚、 そして二枚の小さな花びらのような唇からは静かな寝息が漏れている。 豊満な女体から溢れ出る色気とは異なる健康的な色気を漂わせていた。 「姫……綺麗だなぁ……じゃなくてお疲れ様です」 ビシュナルは危うく時を忘れ、彼女の肢体を延々と眺めそうになるが理性を働かせた。 室内とはいえ今の季節にこんな薄着で寝ていては体調を崩しかねない。ビシュナルは近くの棚から未使用の ペット用毛布を取り出して静かに主人へ歩み寄り、その毛布をそっと身体へ掛けた。 「すみません、すぐに代えの毛布を用意しますので今はこれでお許し下さい」 起きる様子は無い、この広い小屋内の清掃を一人で行っていたのだから相応の疲労が溜まっているのだろう。 「残りは僕にお任せ下さい」 囁くように話し掛け、ビシュナルは静かに清掃を開始した。 2. 緩やかに目蓋が開かれていく。 落日が雲を青紫色に染め上げている様が窓から覗き込む。 干し草の甘い香りが再び心地良い眠りへと誘惑するが、目に映る風景に違和感を覚え堪えた。 目を移すと視界には吊り下げられた照明から不安定な灯かりに照らされ、周囲の影がゆらゆらと躍るように 映り込む。 フレイは上体をゆっくりと起こし辺りを見回すが、まどろむ意識では何故自分がベッド以外の場所で 目覚めたのか理解出来なかった。しばらく遠くを見つめていると小屋の入口から男の呼び声が小屋に響いた。 「姫! お目覚めでしたか」 毎朝この声の主に起こしてもらっている事を思い出し、すぐに意識が鮮明に戻る。 「ビシュナルくん、どうしてここに? 私、小屋で寝てたの?」 フレイが開口一番に問いかけると、ビシュナルはフレイの前に歩み寄る。 「はい、部屋までお運びしようかと思ったんですが、起こしてしまうかと思い……」 そこで言葉をつぐみ、伝えようとしていた話に切り替えた。 「姫……僕は姫との約束を破ってしまいました」 「え? やくそく?」 「今日この小屋の掃除を手伝いたいと、僕の方からお願いしておきながら遅刻しました」 そういえば昨日言っていた、とフレイは思い出す。 「姫、ごめんなさい!」 頭を下げ、謝罪の言葉を述べるビシュナル。一見、女性と見分けのつかない端整な顔立ちから発せられる、 優しさを帯びた低い声。毎日顔を合わせ見慣れているがフレイはじっと彼の顔を黙って見つめていた。 眺めるだけで身体中に熱を感じ、自身の鼓動が全身を揺さぶると錯覚した。 「姫、やっぱり怒ってますよね……」 ビシュナルは重そうに顔を上げそう言った。沈黙を守っていた所為かあらぬ誤解を与えてしまったようだ。 「えっ!?」 話を聞いていたにも関わらず、返答すべき言葉を何も考えなかった。 焦り、顔を紅潮させ周囲を見回すとフレイは小屋の変化に気付いた。 「小屋の中、疲れて寝ちゃう前よりすごくキレイになってるよ。ビシュナルくんがしてくれたんだよね?」 ビシュナルに視線を戻して微笑み問いかけた。 「いいえ、ほとんど姫がされたんですよ。僕は全然何も……」 「そんなことないよ。まるで新築した時みたいキレイだし、私だけじゃここまで出来ないよ」 事実、新築と遜色ないほどに仕上げられている。 「姫、勿体ないお言葉です。でも、遅刻して姫に負担をかけた事に変わりはありませんよ」 「私はビシュナルくんの都合さえよければ、って言ったよね? 時間まで約束してないよ。 それに私の仕事なんだから私が一番頑張るのはあたりまえだよ」 フレイは立ち上がり、干し草のベッドから降りて長身のビシュナルを見上げる。 「だから約束は破ってないしキチンと守ってくれたよ。ありがとう」 主人の満面の笑みをビシュナルは見つめる。愛しさが溢れ、何より心満たされた。 「ですが僕の方から持ちかけた約束ですから! 執事としてけじめをつけさせて下さい!」 本当に実直過ぎる人だと笑顔を崩さぬままフレイは閉口した。 「姫、僕に罰を与えて下さい! 畑仕事でもペットの世話でも何でもやります! 僕の事は召使いとでも思ってください!」 「ちょっと! 執事が召使いって……えぇー!?」 突拍子もない事を口にするビシュナル、フレイは困惑を隠せないが彼の何でもやるという言葉に心惹かれた。 きっと彼なら手前勝手な要求でも承諾してくれる、と心が強く彼を求めた。 「ほんとになんでも?」 「はい! 執事に二言はありません!」 彼は間髪を容れず返答した。 その答えを聞きフレイの心はさらに過熱する。 「……じゃあ、今夜は私の恋人に……なって?」 我知らず言葉を漏らした直後、フレイは我に返った。彼は真剣につぐないをしようとしてくれているのに、 その思いを踏みにじったのではないか。フレイは俯いた。 「えぇっ! 姫、本気ですか!?」 フレイは以前、勇気を振り絞りビシュナルに自分の想いを伝えた事があった。 その時、ビシュナルは本気にしなかったのか結局冗談話と思われた。 「いえ、ひ、姫のお望みであれば、是非その大役を僕におまかせ下さい!」 フレイは耳を疑った。見上げると顔を紅潮させ全身を震わすビシュナルの姿が目に入った。 「今夜だけ、というのはすごく残念ですけど……」 「……え?」 彼の呟いた声はフレイの耳に届いていた。 「で、では姫、早速ですが恋人同士らしくデート……しませんか?」 ビシュナルの両手がフレイの手を取り、温かく包み込む。 「あ、う、うん。でもこんな時間から?」 既に日は落ちていた。祭事やホタルの舞う夏であれば夜のデートも素敵なものと成りえるだろう。 だが木枯らし吹く夜を楽しむ方法など二人は知らなかった。 「じゃあ他に恋人同士がする事……」 二人は顔を見つめ合う。ほんの数秒見つめ合っただけが何倍もの時間に感じられた。 「ひ、姫、いくらなんでも早すぎるのでは……」 ふいに口を開き、握っていたフレイの手を離し、後ずさる。 ある日は彼女を抱きしめキスを交わし愛を囁き合う。またある日は自分と繋がり淫らに喘ぐ。 そんなフレイの姿を妄想し、目を泳がせ顔を火照らせていた。 「え、早いって?」 突然の反応にフレイはきょとんとする。 どちらかの自室で遊ぼうかとフレイは考えていたが、ビシュナルは別の事を想像しているようだ。 興奮した彼の様子を見ていると、何を考えているのかおおよそ見当はつきフレイも顔が紅潮した。 彼からその行為を求められるのに抵抗は無い。もしそれを受け入れる事で彼が自分だけを見てくれるなら これはチャンスかもしれない、とフレイは思い立った。 「私は部屋で遊ぼうかなって思ったんだけど、ビシュナルくんはなにを考えてるの? 顔、真っ赤だよ」 フレイはわざとらしくほくそ笑んでビシュナルへ問う。 「え!? 僕はその、変な事なんて……何も考えてませんよ」 「変な事ってなにかな?」 フレイはビシュナルとの距離を詰め、はにかみつつ上目使いに見つめた。 「姫、ち、近い……それに分かってて意地悪してますよね……?」 「ね、教えて。ビシュナルくんの考えてる事をしてみせて。今夜だけなんだよ?」 互いの息づかいが確認出来るほど迫る。 「なんでもしてくれるんだよね?」 二人の心臓は、未だ体感した事無いほど打ち鳴らされていた。 「は、はい僕達は今恋人同士ですし、姫がお望みなら何でもします……だから意地悪は無しですよ?」 意を決したのか、ビシュナルは一歩下がり凛とした態度へ戻った。 恥ずかしさで頭が炎上しそうなフレイは、彼が離れた事に安堵した。 「ぼ、僕の知識で姫に満足して頂けるか不安ですが、今夜は精一杯姫にご奉仕します」 強引に誘惑したも同然だが、これで彼への想いが冗談でない事を証明出来る。 彼が自分に好意を持ってくれているのなら、今夜だけの関係で終わらせる気は無かった。 フレイはこれからされる事への期待と少しの不安を抱きつつ思案していた。 その時、空を漂っていた視界が急に影で覆われた。何の影か理解した頃にはゆっくりと その小さな唇を温かな熱にふさがれていった。 3. ビシュナルはフレイの背後に回り、彼女の小さな身体に手を回し抱き寄せた。 うっかり彼女の胸の膨らみに触れた事に驚き、バランスを崩しフレイを抱いたまま 干し草の上に広がる毛布に尻餅をついた。 「きゃっ」 「わわっ、ごめんなさいっ姫」 フレイがビシュナルにもたれ掛かる体勢となった。 服越しでもお互いの温もりが伝わるかのように二人の身体は熱を帯びた。 「姫……すごくやわらかくて温かい……」 囁きがフレイの耳を撫でる。 「ビシュナルくん、こうしてるとやっぱり男の子なんだね」 フレイはしなやかな木の枝を思わせる両腕に捕らえられ、背中には暖かな日差しの中で腰掛けた、 木の幹のような温もりとたくましさが伝わった。 「僕はいつだって男ですよ」 ビシュナルは不満気に言葉を漏らす。 「えへへ、だって女の子みたいな、ん……」 言葉を遮らせたのか、ビシュナルは片腕をフレイの服の中に侵入させ、彼女のお腹を撫でその柔肌を弄んだ。 もう片方の腕で膝を折り曲げた足に手をやり、やや強引に一足ずつブーツを脱がせると、彼女の汚れ一つ無い 艶やかで弾みのある脚はむき出しとなった。 足先から太ももの付け根までを余す所無く、丹念に優しく揉みしだくと、フレイは甘い吐息を漏らし細脚を 絡ませる。 「ビシュナルく、ん……やらしい、よ」 脚に残っていた疲労感がくすぐったい痺れに変わる。 心地よいが自分の一部ではないような感覚をフレイは味わった。 「姫が僕をいやらしくさせるんですよ……」 「私、なにも、んっ」 横を向いたフレイの首筋に吸い付いた。まるで子犬がじゃれるように絶え間無く、彼女の香りと味を脳裏に 焼き付ける。 「や、あ……私、汗かいたから汚いってば」 ビシュナルは無言で更に強く吸い付いてくる。 誰にも預けた事の無い自分の身体が、少しずつ愛しい彼にだけ知れ渡る。 初めて味わう感覚がフレイの胸奥をじりじりと炙る。 ふと気付くとビシュナルの両手がお腹をゆっくり撫でながら上へ向かっていた。 その手は少し震えている。彼の緊張が伝わる気がしたが、その動きは少しむず痒かった。 心地よい暖かさとむず痒さから逃れるように、腰が反射的に小刻みに捩れた。 ビシュナルは本能的にフレイの身体を抱き寄せ強く密着し、その動きを味わった。 抱き寄せた動きの弾みで両手の位置が変わり、フレイの柔肌に手を戻したつもりが二つの山なりを両手に 収めていた。 「あっ」 二人同時に口にした声は異なる意味が含まれていたかもしれない。 ビシュナルはフレイの顔を見つめた。紅潮し目を少し細め恥じらう表情。 フレイも目線をビシュナルの顔へ移すと、彼もまた同様の表情。 きっとお互い似たような顔を見せているのだろうと二人は感じた。 「……姫」 ビシュナルは囁き、両手の指を徐々にフレイの膨らみに沈めた。 「あぅ……ん……」 下着越しとはいえ、初めて触れるその柔らかさに驚きを隠せない。触れると沈み、離せば即座に戻る弾力。 このような果実が存在しえるのが不思議でならなかった。 思い通りに形を変えるフレイの部分に酔い、さらに撫で回すように両手を這わせる。 豊満とまでいかないが、決して小さくはないそれはビシュナルの手により歪み続ける。 度々下着越しに触れる先端からチクリと電流がフレイの体幹を巡り、疼きが全身に芽ぐむ。 「んっ……ちょっと、あぅ……苦しい、かも……」 ビシュナルは即座に手を服の中から取り出し、フレイの様子を伺った。 「す、すみません姫、強すぎましたか?」 「ううん、そうじゃなくて服が……」 呼吸を乱しながらフレイは口にする。 小屋に着いた時もビシュナルはフレイの姿を少し眺めていたが、彼女のブラウスはボディラインを強調する タイトな物だ。 普段は胸当てやポーチ、装飾品の類で目立たないがくびれた腰、はっきりと分かる瑞々しい胸の膨らみ、 改めて間近で見ると、よくこの姿に目を奪われずに済んだものだ。 ともあれ、窮屈な服であるに関わらず強引に手を押し込んだ自分をビシュナルは恥じた。 「……コレ、脱いじゃうね」 言葉を漏らすとフレイはビシュナルから少し離れ、背を向けたまま手早く脱ぎだした。 「えぇ!?」 彼女の急な行動にビシュナルの心臓は跳ね上がるようだった。燃え上がるような体温を逃そうと汗が全身から にじみ出す。 燕尾服を着ていられず彼も上着、ネクタイ、ベスト、シャツと次々と脱ぎ捨てた。 「えっと、コレも外した方がいいの、かな?」 背を向けたフレイの両手は白い下着の肩ひもを触れていた。 曲線を描く小さな肩、白く儚げな背中とくぼみ、その両脇を彩る淡い緑の髪。ビシュナルは再度抱きしめたい 欲求に駆られる。 「はい、僕におまかせ下さい」 「えっ?」 言い終わるが否や下着のホックが背中にある事を確認すると、ゆっくりとフレイの背中を味わうように 指を這わせた。 「ひゃあ!」 背中まで弄られるとは予想外で思わず声を上げ、腕をピンと下に伸ばし背中を反らせた。 同時に胸元が少し寒くなったと思うと、自分の胸部を覆う物が無い事に気付き、外気が直に伝わっていた。 飾り気の無い無地の下着が膝下の干し草に横たわっている。 こんな事になるなら、もっとかわいい下着をつけておけば……とフレイの心が呟く。 「ビ、ビシュナルくん? あの、なんだか手際いいんだね……?」 素肌の大半と、はだけた双丘を晒す恥ずかしさを堪えながら疑問にする。 「執事ですから、男女いかなる着付けは必須知識ですよ」 得意げに語るビシュナル。 「そ、そういうものなのかな」 納得出来るような出来ないような面持ちでいると、フレイの背中に細く引き締まったビシュナルの肉体が 密着した。 直に触れ合う肌、服越しとは比較にならない暖かさがお互いの心身を熱くする。 フレイは温もりを堪能していると、自身の二つの先端から激しい電流が内側に伝った。 「ゃあんっ!」 ビシュナルの両手は彼女の素肌の双丘を捕らえ、再度弄んだ。 先端を指で挟み、その側面を弱く時々強く擦る度にフレイの口から甘く熱い声が響く。 「姫、僕はちゃんと……ご奉仕出来ていますか?」 答える余裕も与えず撫で回し敏感な所を擦りあげ、そこを上から小さく押した。 「やぁっ……!」 フレイは嬌声を上げ身を捩ろうとするが、ビシュナルの身体に捕らえられ逃げ場が無い。 自分の意思とは無関係に快楽を求めつつある身体に対し羞恥を感じた。 やがて止む事の無い愛撫に切なさを覚えはじめると、彼女は自身の中心から熱と疼きが沸きあがる事に 気付いた。 羞恥心から膝を上げ、愛撫を続けるビシュナルの手の前で膝をもじもじと擦り合わせる。 無意識にさらに強い快楽を彼に求めたのかもしれない。 「っ姫……」 それ以上の言葉は発さず、両手をフレイの丸く張った二つの桃肉へと添えた。 「ふぁ……」 その手がどこへ行こうとしているのか瞬時に理解した。 密着した身体からお互いの高鳴る鼓動が感じられる。 ビシュナルは緊張のあまり手が痺れ、思うように動かせられずにいた。 そのせいか、焦らすように手を這わされているフレイは全身の疼きがさらに沸き立った。 「姫、あの……ショーツを脱いだ方がいいと思いますので……」 フレイの耳元で力無く話す。 「はぁ……はぁ、そう……だね」 視線を僅かに交わし承諾を得たビシュナルは、痺れる両手で僅かな部分のみ覆い隠すだけの、 その扇情的なスカートを捲りあげた。スカートの内側だった所へ侵入しショーツのサイドを掴むと 力を込めてそれを下ろした。 フレイは力の入らない腰をなんとか浮かせると白い繊維が脚と擦れ、シュルシュルと音を立てながら ビシュナルの両手と共に足首を離れていった。 外気が自分の秘部に触れる感覚に慣れず脚を閉じようとすると、すかさずビシュナルの指が フレイの中心の閉じられた部分へ添えられた。 「あっ、あぅ……」 物言いたげなフレイの横顔。上体を伸ばし彼女の唇を自分の唇で挟むようにふさいだ。 ビシュナルの中指が裂目を擦りはじめる。横へ撫でると一瞬秘部が露わになり潤い続ける柔肉に触れ、 彼の指とフレイのそれは灯りに照らされ、徐々に雨後のごとく濡れた光沢を見せていた。 「ぁんっ……くぅ……ん」 淫らな声を押し殺し、下腹部を襲う快感から逃れようと何度も腰を捩るが、やはり彼がそれを許さなかった。 やがて空いていたもう片方の手で裂目を開き、濡れた指を中に這わせ秘部を探った。 「ビシュ……ナ、んぁあっ!」 意図せず、探る手が敏感な小さなつぼみに軽く擦れた。 痛みと快感の熱波がフレイの中心から広がる。程なくして彼の探る指がフレイの中へ侵入した。 濡れた肉壁へ辛うじて指は入るが、異物の侵入を拒むように締めあげられ半分も通れそうに無い。 「すごい……」 ビシュナルは自分自身がこの中に居たならどうなるかと想像すると、ただでさえ痛いほど怒張したものが さらに血を滾らせる。 奉仕なのだからと、これ以上無理に押し入れ苦痛を与える訳にはいかないので、そのまま指で撫で回すように フレイの中を愛撫する。 「やぁ! んっ……あぁ……」 切ない喘ぎ声とぬちゅりと卑猥な水音が小屋へ静かに響かせる。 裂目を開いていた手を放し、再度双丘の片割れを掴みその先端を強めに挟み込むと淫らな声は押し殺せなく なり、捩る身体は淫猥な踊りに思えた。 幾度も執拗にフレイの中の肉壁を撫で回すと、水音はさらに深みを増していく。 ふとフレイの秘部を見下ろすと、彼女の乗った毛布には広がる染みが見えていた。 「んやぁ……ビ……シュ、あぁっ……!」 ビシュナルはどれほどの時間、フレイの大切な部分を責めたのか。何かを訴えたそうな様子に気付き 愛撫の手を緩める。 「ぁ……あの、ね。えと……そろそろ……」 俯き羞恥に耐えるフレイの横顔がビシュナルの目に映った。その視線は虚ろだが虚空とぬめる秘部に 差し込まれた指とを交差していた。 「ひ、姫、それだけは……」 不意に拒絶するように言った。 「……やっぱり、私じゃ嫌……かな」 消え入りそうな震える声で呟く。 「違いますっ! これ以上は姫が本当に好きになられた方とするべきです!」 「す、好きでもない人にこんな事してもらうワケないよ!」 ビシュナルは目を大きく広げ呆然とした。 「えっ……? 僕はご奉仕を、その……主人の欲求不満を解消するのも執事の務めと昔、本で……」 信じられないといった面持ちで独り言のように呟く。 「仕事だからしてくれたの?」 ビシュナルは首を大きく横へ振る。 「それも違います! 僕が姫を女性として大好きだからですよ! 僕だって男です。こんなにも大好きで 可愛い人から誘われて、ノーなんて言えませんよ……!」 反射的に言葉にし、ビシュナルは押し黙るが、その言葉を聞いたフレイは心から至福を感じ、心身を 取り巻く快楽が激しく燃え上がった。 「私だってずっと前から大好きだよ……」 ビシュナルは心臓を鷲掴みされたような気分を味わった。だがそれは生まれて初めて味わう心地のよい ものだった。 4. お互いに問いたい事がいくつかあった。 しかし燃え上がった二人の若い情欲がそれを暫く掻き消した。 ビシュナルはフレイを毛布の上に仰向けに寝かせ、彼女の両脚を開いた。 正面から覗くフレイの露わになった肢体と、男を待つ蜜液に塗れた秘部。 眺めるだけで情火に焼かれそうなほど彼の脳を痺れさせる。 「姫、それでは……」 怒張した彼の肉茎がフレイの目に映る。初めて見る彼の一部を前にして目を丸くした。 「あっ……そ、ソレ……」 怖気づきそうになり、ビシュナルの顔へ視線を移した。 女性と見紛う彼の顔は愛らしいと思えるほど羞恥に歪んでいた。でもそれはお互い様かとフレイは微笑む。 ビシュナルの下腹部が迫り、彼の穂先がフレイの小さな花弁とつぼみを撫でると、愛しい嬌声が漏れる。 ゆっくりと穂先が花弁を押し分け、水音を響かせながらフレイの中へ飲み込まれていく。 「うっ……くぅ……!」 ひだが穂先に触れたと思うとそれはたやすく押し広げられた。 苦痛の色を示す声が耳に入り、ビシュナルの侵入は止まった。 半分ほどが彼女に飲まれ、彼の敏感な先端をぬめりうごめく肉壁が圧する。 「くっ姫、大丈夫ですか……?」 「う、うん。だいじょうぶだよ」 微笑み返答するが、眉は少し寄せられていた。慣れない異物感が呼吸を乱す。 ビシュナルは自分自身を愛しい主人の中へ突き立てる喜びと背徳感に陶酔し、これまで感じた事の無い 快楽を受けていた。 「うぅ……姫……無理はしないで下さいね。や、やめたくなったらいつでも……」 「へ、へーきだよ……まだまだガマンできるよ」 ビシュナルは頷き、再び肉茎が彼女の中を進み出した。 「はっ……ぁ、やっ……あぁ!」 肉を裂くような痛みと、愛しい人を自らの中に受け入れる快楽が天秤に揺れていた。 やがてビシュナルの侵入が止まると、フレイの最奥と触れ合った。 フレイの顔はさらに紅潮し頬を涙が伝う。 「ぁ、あ……奥に」 ビシュナルとの距離はゼロになっていた。 太い彼のものを余さず包み込む感覚が不思議でならなかった。 「姫、一旦……抜きますか?」 気遣う声がフレイの耳に入った。 「ううん、このままがいい」 「では、しばらくこうしていましょう」 これ以上動くと限界に達しそうな程、彼のものは太くなり脈打っている。 温かくぬめるフレイの中を、刺激して締め上げられぬように堪能した。 しばらくしてお互いの呼吸が整った頃、フレイは腰を僅かに前後した。 「あぅ! 姫? まだ痛みがあるんじゃ……」 「ゆっくりなら大丈夫みたいだから……ビシュナルくんもガマンしてて辛いだろうし」 唇を噛み締めた彼の表情から察したのか、自分の中で強く脈打つ肉茎から感じ取ったのか、 ビシュナルの思いは見透かされた。 「その、あんまり激しく……しないでね?」 紅潮したフレイの笑みが浮かぶ。 「……はいっ」 ビシュナルはフレイの脚に両腕を絡めると、ゆっくりと注送が始まった。 大きく腰を引き、時間を掛け感触を余さず味わうよう差込み、最奥を突いた。 「はぁ……あぁ、や、あぁっ……!」 敏感な入口付近を穂先の傘で引掻かれ、最奥を突かれると彼女の中に留め止めなく蜜液が溢れ、卑猥な 水音が部屋に響き渡る。 その音に耳を犯されるような悦びを覚えビシュナルの腰は何度もフレイと離れ、密着した。 繰り返す内に最奥に辿り着く時間が早く感じ、結合した部分を見ると自分の動きに合わせ、小さく フレイの腰が前後している。 「ひ、姫……気持ち、いいです……」 彼は肩で呼吸しながら穂先が痺れるような熱さを感じていた。 「ん……ぁんっ!」 フレイは無意識に自らペースを早めた。再び擦り切るような痛みが襲うが、敏感な部分を彼の肉茎に 犯される感触を一秒でも早く味わいたかった。 「姫、無理は……だ、ダメです!」 彼女の身と自分の限界の事を案じて言った。 「あぁんっ! なに……これ……!」 腰の動きが徐々に早くなり、自分と別人のものが動いていると錯覚した。 「んくっ……姫、もう……!」 フレイは中で注送を繰り返す彼の肉茎の震えを感じた。 彼が動く度にぐちゅりぐちゅりと秘部が音を立て新たな蜜液を吐き出し、強く彼のもの締めつける。 やがて彼自身の注送が激しくなり、上体をフレイと重ね合わせ、彼女の細腕ごと抱きしめた。 「んんっ! あぁぁーっ!」 一際大きな嬌声を上げるフレイ。 そしてビシュナルは大きくフレイの最奥を突いた。 「くぅっ!」 ビシュナルが震え呻いた瞬間、彼の先端から熱い飛沫が撒き散らされた。 何度も何度も、フレイの最奥の果てを自らのもので満たそうと肉茎が震えた。 「ぁ……ぁ……」 フレイの視線は虚空を泳ぎ、声にならない喘ぎを上げる。 最奥がうねる気がした、彼の吐き出したものを得ようとする為に。 二人はしばらく肩で呼吸し、繋がっていた。 ビシュナルの穂先はまだ思い出すかのようにピクリと跳ね、残滓をフレイに送る。 ビシュナルは名残惜しさを堪え肉茎をゆっくりと引き抜いた。 フレイのひどく濡れた秘部は彼女の血が混じり、薄赤い蜜液が溢れている。 最後の最後で欲望の赴くまま彼女を犯した事をビシュナルは恥じていた。 「初めて姫に好きと言われた日は、心臓が飛び出そうだったんですよ? でもどうして僕の事を?」 「セルフィアに来て何も分からない私に、生きる術を教えてくれたのはビシュナルくん。 私が危険な場所へ向かうとき、いつも横にいてくれたのもビシュナルくん」 毛布の上で二人は裸で抱き合い語り合う。 「それはビシュナルくんにとって仕事だからかもしれないけど……でも、いつの間にかこんなに好きに なっちゃった」 満面の笑みを彼に向けた。 「それで僕の為に……身を捧げてまで僕の事を……」 嬉しさに胸を貫かれ、彼の頬に涙がこぼれた。 「んっ」 ビシュナルの唇をフレイの小さな唇がふさいだ。 「最初は嫌われちゃうかと思ったけど、思い出で終わらなくてよかったよ」 「……僕は幸せ者です。それなのに姫の事は主人だ、自分は見習いだ……なんて言い訳して 自分の気持ちを伝えもしなかった僕は本当にダメですね」 「じゃあもう一度、改めて伝えて?」 悪戯っぽくフレイは笑う。 「え?! ……はい、姫……一目見たときから好きでした。今は大好きです!」 真直ぐにフレイの目を見て想いを伝えた。 「あ……えへへ……」 恥ずかしくなり、フレイの顔は紅潮し口をつぐんだ。 静寂が小屋を包み二人は安息を感じ取っていた。今ここはまさに二人だけの世界……そう思っていた。 「ところで姫、夜も更けてきましけどペット達は?」 「あ!」 この場所が彼らの家だという事を、二人は情欲に溺れ忘れていた。 反射的に二人は起き上がり入口を見るとそこには、仕事を終えたペット達が入り辛そうにこちらを見ている。 「い、いつから見られてたんでしょう……?」 「……」 恋人達は早々に後始末をして逃げるように小屋を後にした。 小屋を出ても、背後から刺さるような視線を感じた気がした。 その後、誰も棲まないモンスター小屋が一軒建ったとか建たなかったとか。 end
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/51.html
作・もものめ トリップ ◆無し 「マッサージの練習台になって」 マイスはんとの初めての朝を迎えた日、 うちは直接マイスはんに今度依頼を出すことを伝え、彼は 「うん」とうなずいた。 前の晩にエッチをして、次の日に「マッサージ」と言ったら それは、普通のマッサージではないことに、気がついたと思う。 いくら鈍感なマイスでも、気がついたはず。 「準備」は結構大変やった。 まず、場所を決めること。 いくらエッチ目的と言えども、本当にエッチだけで済ませるつもりもない。 おかんからマッサージの練習を受けていたのは本当のことやし できるなら、マイスに本当のマッサージをして癒してあげたい。 マイスはんは、鉱石取りのため、華奢な体でハンマーを振り回し、 腰を痛めているというのを聞いたことがあるからだ。 でも、最終的にエッチをするのなら、うちの部屋ではやばいのだ。 何がって、隣にはおかんの部屋とぺるちゃんの部屋がある。 防音対策はほとんどされていないのだから、アノ声とかが、丸聞こえになってしまう。 旅館の部屋を使うのは、この前が例外だったからだし、普段は使えるはずもない。 外はマッサージがしにくいし、出歩けるのは夜だから、モンスターがコワイし・・ うちは場所の特定だけで3日もかかった。 結局、場所は深夜の旅館のお風呂にすることにした。 でも、マイスにマッサージを受けてもらうのに横になるのが 地べたでは、まずい。冷たすぎる。 ここもうちは頭をいっぱい使って、モコモコの綿を敷き詰めることにした。 我ながら、ナイスである。 時間はお客もおかんも寝静まる、深夜1時。 完璧や。 こうして「準備」はやっと整い、うちはマイスはんの家のポストに依頼を出した。 「んー。なんか眠れないや。」 ペルシャは、今晩だけでもう10回以上、寝返りを打っていた。 お風呂のブラシを出しっぱなしにして掃除を終えた気がして仕方ない。 そんなの明日でいいや!と思って、床に就いたのだけど どうも気になって仕方ない。 「どうせなら、今日片づけちゃおっかな。」 気になる原因を片づけてしまえば、きっと安眠できるだろう。 寝静まったホールを抜け、浴場の近くに来ると 何やら声が聞こえる気がする。 「?」 なんだろう・・?女風呂の方からだ。 さくちゃんの声? 声は完全に女風呂からだとわかり、入ってみることにした。 「ああんっ・・・気持ちいいよぉ・・」 ペルシャは目を疑う。 そこには、あられもない姿のさくやとマイスがいたからだ。 マイスはさくやの下半身に頭をうずめている。 さくやは、両腕で体を支えながら、大きく股を広げ、マイスを受け入れている。 「あんっ・・んんっ・・」 さくやの目はうるみ、苦しげでもあり、快楽に酔いしれているようでもある。 突然のことに、ペルシャは頭が働かない。 え?え? マイスくんはあれ?結婚していて、さくちゃんはマイスくんのことが 好きで? あたしもマイスくんが好きで?あれ。 さくちゃんとマイスくんが エッチなことして? 自分の大好きなマイスと、さくやが目の前でエッチな行為をしている。 ペルシャは目が離せなかった。 「マイスはんっ・・おねがい・・もぉ入れて」 ペルシャが聞いたこともない、甘えた言い方。 マイスが何やら耳元でさくやに言い、座った形で抱き合った。 マイスが動くたび、さくやから甘い声がこぼれる。 さくちゃん、気持ちいいんだ・・ 男女の営みを目の前で見て、平静でいられるわけもない。 ペルシャはへなへなと腰がくだけてしまった。 そのとき、出しっぱなしだったブラシが床に転がった。 「あ・・・」 二人が同時に自分の存在に気がついた。 「ペルちゃん・・」 第一声を出したのは、さくやだった。 でも、急にいつも通りの声が出ないようである。今までの快楽の 残った甘い声だった。目つきもとろんとしている。 ペルシャはその場から動くこともできず、その場は3人の間で 時間が一瞬止まってしまったかのようだった。 「おいで、ペルシャ」 次に声を発したのはマイス。 いつも通りの優しい言い方で、ペルシャは少しほっとした。 今までの行為を見て、マイスが別の人になってしまった気がしていたからだ。 「おいで」と言われても・・ すぐに行けるものではない。ペルシャは何も言うことができず その場に座り込んでいる。 「うちもな、今日が最後だと思ってるねん。もう依頼のこじつけも限界やし・・・ ペルちゃんもな、今日しかないで。マイスはんに可愛がってもらったら?」 そう言ったさくやは少し寂しそうだった。 「今日が・・最後?」 ペルシャはさくやの言葉をつぶやく。 大好きなマイスくん あたしを泡の中から救い出してくれたヒト ここで生きる意味を見つけてくれたヒト でも、あたしを選ばないで、他の人と結婚してしまったヒト 結婚式の夜、いっぱいいっぱい涙を流した。 次の日の朝、そういえばさくちゃんも目を赤くしてたっけ。 「ペルシャ」 大好きなマイスくんが目の前にいる。 ペルシャは何かを決心したのか、その場で服を脱ぎ去り、おずおずとマイスの元へと近寄った。 豊満な胸。くびれたウエスト、その体に不似合いなベビーフェイス。 ペルシャは本当に美しかった。 うるんだ切なげな瞳で見つめられて、何も感じない男はいないだろう。 「マイスくん、ずっと好きだったの・・マイスくん・・」 ペルシャは生まれたままの姿で、マイスの胸に抱きついた。 「ペルシャ、ごめんね。」 マイスは謝ることしかできない。 「もう、謝るとか、なしにしよ?湿っぽいの、やめ!」 さくやがわざと明るく言う。 ペルシャも気持ちを入れ替えたのか、急ににこっと笑って 「えへへ、邪魔しちゃったね♪」 と言った。 「マイスはん、うちら二人を満足させられるん?ぺるちゃん、処女だし」 さくやはペルシャの胸を後ろからもんでみせる。 ふくよかな胸は、さくやの手では有り余るほどで、指先は埋もれ、その柔らかさを表している。 「きゃ~!さくちゃんのえっち!」 「どれどれ・・・下半身は・・・うわ! めっちゃ濡れてるやん、うちらがするの、 ずっと見てたん?」 ペルシャは顔を真っ赤にしながら、頷いた。 「感じた?うちらの見て・・・ほら、こんなんなってる」 さくやはわざと、濡れた指先を見せつける。 マイスから見ても、さくやの指先が濡れて光っているのがわかった。 「さくちゃんの意地悪!」 ペルシャは恥ずかしさを堪え切れず、真っ赤になってうつむいた。 「マイスはん、可愛がってあげてぇね。」 さくやは、優しくマイスに言い、マイスの腕をペルシャに向けた。 ペルシャのいつもとは違う卑猥な姿と理性の間で戸惑っていた様子のマイスも、 さくやの言葉で、観念したようだった。 さっきまで二人の情事を見ていたからか、ペルシャは少しの 愛撫でも反応する。 「あぁぁぁんっ・・あっ・・・」 さくやの言う通り、秘部はしたたるほど、濡れている。 一番感じる突起は固く、ピンク色に光っている。 マイスがさっき、さくやにしたように、愛撫すると ペルシャの可愛い声が漏れてくる。 さくやは、ペルシャの豊な胸を後ろから両手を使い 揉んだり、つぼみをつまんだりしている。 「そんな、二人で・・恥ずかしい・・よぉ・・」 そう言いながらも、4本の腕で体中を愛撫され、ペルシャの体は 完全に欲望が支配していた。 さくやが支えながらも、耳元でささやく 「ペルちゃん、気持ちいいやろ?」 「んんっ・・うん・・あっ・・いいよぉ」 マイスの舌先がいよいよ核心に迫るように巧みに動き ペルシャは絶頂を迎える 「こんっ・・なっ・・いやぁ・・気持ちいい・・ああああんんっ!!」 口からもとろとろの涎がこぼれ、うるんだ瞳に涙も浮かぶ 「はぁ・・・はぁ・・」 ペルシャは初めての絶頂にまだ酔いしれている。 「いよいよやね・・ぺるちゃん、痛くても、キバるんやで」 さくやが励ます。 「え?」 きょとんとするペルシャに、マイスの顔が近づき、上半身が自分の胸とくっつきそうになる。 「いくよ」 マイスが耳元でささやく 足を開いた状態で、急に異物が触れるのを感じる。 それが、マイスのものだと、一瞬で理解するペルシャ 「!!ああんっ!!」 さっきのそれとは違う感覚。 生温かいそれが、少しづつ、自分の中を犯していく 中を犯される感覚、侵入してくる感じ マイスを体の中で感じる感じ すごい・・!! いい・・・ 「あれ・・」 セックスの最中とは思えない気の抜けたセリフ。マイスの声だ。 「ぺるちゃん・・痛ない・・の?」 「んんっ・・何・・がぁ・・? いい・・ああんっ・・・・」 おそるおそる侵入したマイスだったが、思わぬペルシャの歓迎に 遠慮がなくなる。 「ぺるちゃん、人魚だから処女膜がないんか?どっちにしろ、気持ちいいんやな。すごいわ」 マイスは左右に動かしたり、かき回したりしながら、ペルシャの中を 遠慮なしに刺激する。 「んんっ・・ああん・・ああっ・・」 そのたびにペルシャの甘い声が響き渡る 「なんか貫通式やと思ってたら、こんなに感じてしもて、 うちもしたくなってきたやん・・」 マイスの腰の動きを目の前で見て、それをされているのが 自分ではないこと。 快楽の声を上げる自分の親友 今まで助手という形を自ら買って出ていた立場が急に 悲しくなる さくやの声にも艶っぽさが戻ってくる 恥ずかしそうに、自分の股間に手を伸ばし、感じる部分を触り始める。 「う・・んんっ・・はぁ・・・」 その手つきは、慣れているようにも思える。 今までも自分自身を慰めたのは、一度や二度ではないだろう。 「あぁ。。うち・・恥ずかしい・・・マイスはんに、こんな姿見られて・・」 二人の甘い声が浴場に響いている さくやが、ペルシャの胸のつぼみを舌で転がすと、ペルシャもさくやの 胸に手を伸ばし、桜色のつぼみを親指で摘む 「マイスはん・・うちも・・うちもぉ・・」 我慢できなくなったさくやが、せがんだ。 でも、マイスは一人。イチモツも一本 そのとき 「そういえば、さくやにお土産があるんだった♪」 急に思い出したように、マイスはリュックの中を探り出す 「・・・なんやの・・・これ・・」 「魔獣の角だよ♪」いつもの悪びれた様子もない笑顔のような やっぱり小悪魔的な笑みも含んでいるかのような、マイスの笑顔。 「うちにこれを・・・入れろっていうこと?」 「魔獣の角は、ダンジョンで手に入るものだが、形といい、色といい 男性のソレと似ていなくもない。 「そんなん、うち、コワイ・・できへんよ・・」 涙声のさくや。 まだ経験の浅いさくやには、無理だったか。 「さくちゃん、足、広げて? あたしが入れて・・あげる・・あんっ・・」 後ろから攻められているペルシャは、かがむようにして、さくやの足に手をやる 「ここをこう・・・ほら・・気持ちいい?」 ペルシャにこんな一面があったとは。 手つきは巧みだが、口調はいつもと変わらない。あどけなさが残る。 指技、舌技は天性のものだろうか マイスにされるとはまた別の快楽。 女性特有のしなやかさと柔らかさに、さくやは羞恥を忘れた。 さくやの感じる部分をすぐに捕え、舌先でちゅっと吸う。 「あんっ・・」 さくやが声をあげたところでぐいっとアイテムを差し込んだ。 「ぺるちゃん・・そな、急に・・ずるい・・」 アイテムを出し入れしつつ、舌で刺激することを忘れないペルシャ。 ペルシャがマイスに挿入され、その動きに合わせてアイテムを 動かす。 「はぁ・・っ・・・いいっ・・・んんっ・・」 二人の美女がクンニしながら、下半身にアイテムを咥えこんでいるのだ。 ビジュアル的にもかなり興奮するシーンである。 マイスももう、絶頂を迎えるところだ。 「マイスくん・・あたし、もう・・ダメぇ・・あはんっ・・」 淫靡な声が浴場に響き渡り、3人はイきつくところまでイきついた 「マッサージ、気持ちよかったねぇ♪」 次の日、ペルシャはいつものような調子でマイスに笑いかけた。 隣にはさくやも居て、マイスと顔を見合わせて苦笑している。 そう、あれはマッサージだったの。 さくちゃん、マッサージの練習台をマイスくんに依頼してたんだぁ そっかぁ ふ~ん、そっかぁ♪ ペルシャはご機嫌である ペルシャがあれを本当にマッサージだと思っているのか それとも、そう思い込もうとしているのか それは、本人にしかわからなかった。 ~END~
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/11.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/86.html
俺たち夫婦は“とこなつの島”に来ている。 子どもをオデットに預けて久々の夫婦水入らずのバカンスだ。 「んー、潮風が気持ちいいわね~♪」 砂浜の上でリリさんはご満悦。 水着コンテストで優勝したチューブトップのビキニが眩しい。 砂浜にマットを敷き、パラソルを差して2人して座る。 「ねぇ、アゼル君」 リリさんがビキニトップのストラップをほどいてうつぶせに寝転ぶ。 「オイル塗ってもらっていいかしら?」 「いいですよ」 俺はサンオイルを取り出し、リリさんの腕と背中に丹念に塗りこむ。 「いっぱい焼いちゃうわよー♪」 「日差し強いから、すぐにコンガリ焼けそうだな」 俺もオイルを塗りたくり、一緒にうつぶせる。 まだまだ日は高い。 パラソルの陰にいても、ものの1・2時間で俺たちは真っ黒に焼けるだろう。 「…ねぇ、アゼル君」 しばらく横になってたら話しかけられた。 「?」 「ううん、2人っきりって久しぶりじゃない?」 「…そうですか?」 「だって、ずっと子育てに夢中だったし、前に一緒にデートしたのも、あの子が生まれる前にこの水着を買いに行った時よ」 言って、ビキニのストラップをつまむ。 「そういえば…」 その仕草に少しドキリとしながらも、素っ気なさげに俺は返す。 「もう! 嬉しくないの?」 「ち、違いますよ! その…」 少し機嫌を損ねてしまったようだ。 リリさんが頬を膨らませ俺をジトッと睨む。 …夫婦同士となっても戸惑い半分、水のように、空気のようにお互いにいて当たり前の感覚半分なんだけど、 これをそのまま言うと、またリリさんはムクれるだろうしなぁ… 「…ごめんごめん、嬉しいなんて当たり前だろ。 ほら、機嫌直して、可愛い顔が台無しですよ」 俺は起き上がり、うつぶせのままのリリさんの肩を優しく揉む。 「むー」 リリさんはムクれたままだけど、目はもう笑っている。 「うふふっ、気持ちいい…ねぇアゼル君、背中もマッサージして♪」 「はい」 体重をかけないように俺はゆっくりとリリさんの体をほぐす。 優しい潮風と相俟ったのか、ものの10分もしないうちにリリさんは安らかな寝息を立て始める。 「………」 無邪気な寝顔。 この寝顔を独占している俺は、やっぱ果報者だな。 起こしてしまわないように頬に軽くキスをして、俺も横になって甲羅干しを始める。 波の音だけが聞こえる。 のろのろと時間が過ぎる。 いつしか俺も微睡みだして… 「ん?」 ふと、体に何かが当たる。 柔らかい感触。 「……リリさん」 リリさんが寝返りをうったのだろう。 俺は苦笑しながら、姿勢を戻してやろうと向き直る。 「…って!」 俺は慌てた。 リリさんは仰向けになって寝ている。 そこまではいい。 しかし、甲羅干しの際、ビキニのストラップを外していた。 そこに寝返りをうてば… …つまり、今、ビキニは胸を隠す役割を全く果たしていない。 俺は焦りながら、バスタオルを探し当て、リリさんにかぶせる。 「…まったく…」 なんでこう無防備なんだよ。 俺が内心ボヤいていると、 「……んー……」 バスタオルの感触に気付いたのか、リリさんが目を覚ます。 「あれぇ…? ……って、あらあら」 自分の状態に気付いて、両手で胸を隠して。 「もう……えっち」 眉をひそめ、ジト、と俺を睨む。 「……それならバスタオル掛けませんよ、普通…」 いや、内心、しばらくぶりにじっくり眺めたかったとは思うが。 「ほら、早くつけて。 後ろ向いてますから」 俺はリリさんに背を向けてそう促す。 バスタオルがマットに落ちる音がする。 で。 「…まだですか?」 とボヤいた俺の背中にふにっ、と柔らかい感触。 「……ねぇ、アゼル君~」 クスッと言う小さな笑みと共にリリさんが俺に引っ付いてくる。 「うわ、な、何?」 「……ごめんネ、冗談よ♪」 「いいですよ。 じゃ、もうひと泳ぎしますか」 と振り向いて、思わずのけぞる。 …脱いでるじゃんかよ! 小麦色に灼けた肌と白いままの乳房のコントラストにクラクラする。 「…ねぇ、私って、そんなに魅力ないのかしら?」 リリさんが上目遣いに甘えるように俺の眼を覗き込む。 そう来られたら… 「そんなワケない。 綺麗だよ、リリさん」 無条件降伏。 優しく抱き寄せる。 抱き寄せたまま、俺は素早く視線を走らせる。 近くに他人の気配は…ない、あるわけない。遥か向こうにモンスターがくつろいでいるだけだ。 …よし。 俺はリリさんの顔を覗き込み…いきなりキスを貪られた。 「ん…ぐ……」 俺は目を白黒させる。 こんな積極的だっけ? リリさんの柔らかい舌が俺に入り込む。 気を取り直して俺も負けじと舌を絡める。 …そういや、確かにキスするのも『久しぶり』だな… と思い当たって、一度キスを解いて、 「…『久しぶり』だし、いっぱい、キスしよう」 と言って今度は俺がリリさんの唇を奪い取る。 深く深く吸い、舌を躍らせる。 上顎を舐めると、 「…ん……はぁ…」 とリリさんの口から甘い吐息が聞こえてくる。 キスを続けながら、俺は手を伸ばして、リリさんの豊かな乳房に触れ、ゆっくりと揉み始める。 同年代と比較すると遥かに大きい乳房は、張りがあって俺の手を弾き返すくらいだ。 「や…あん……ふぅ…」 キスの合間に甘い声が漏れる。 俺は手を休めずに首筋にキスを落とし、そのまま乳房に滑らせようとしたが、首にキスした途端、 「ん…ダメ…痕、残っちゃう…」 拒まれる。 ま、真っ昼間にキスマークじゃ恰好つかないしな。 「しょうがない。 …じゃ、こうだ」 作戦変更。 俺は直接リリさんの乳首を唇で転がす。 「ああっ! んぅ…!」 鋭い嬌声をあげてリリさんが悶える。 大きな乳房に不似合いなくらい小振りの乳首が、俺の口の中で硬く大きく育つ。 「やん、アゼル君、そんなにしちゃ…あんっ!」 弱々しい抗議はすぐに快感で掻き消えたようだ。 俺は反対側の乳首も同じように愛撫する。 「敏感なんですね、ここ」 「やぁん、い、言わないでよぉ…あぁ…」 俺が言うと、恥ずかしそうにリリさんが喘ぐ。 「もっと可愛い姿、見せてよ」 もっと乱れる姿が見たい。 俺は両手で激しく乳房を揉む。 揉みながら、切なく尖った乳首を同時に捏ね上げると、 「やっ……! ああんっ! いい、んん!」 刺激が強いのか、強く俺にしがみつき、快感を訴える。 一旦揉む手を外し、俺はそのまま許可を取らずにアンダーの紐に手を掛けて解く。 リリさんはされるがまま、快感に溺れている。 手をおずおずと俺の下半身に伸ばして、水着越しに俺のアレをさすっている。 緩やかな刺激に俺はたまらなくなり、アンダーを解き終えると、右手をリリさんの後頭部に廻しマットに押し倒す。 絡みついたリリさんを取り去ると、夏の激しい陽光の下、一糸まとわぬリリさんの姿がさらけ出される。 快感で張り詰めた乳房は、横になってもほとんど形が崩れずにツンと上を向いている。 (胸、去年よりも大きくなってないか?) そして、まだ淡いヘアの奥は、既に蜜で濡れて光っている。 しげしげと眺めていると、 「もう…あまり見ないで…」 顔を赤く染めて、リリさんが懇願する。 本当に恥ずかしいらしく(当たり前か)、内腿を閉じる。 「…しょうがないなぁ」 横になってモジモジしているリリさんを可愛いな、と思いつつ、俺は一旦リリさんの唇に軽くキスをする。 そして、一旦体を離すと、 「えっ、ちょっ、と!」 有無を言わせず、素早く両足を押し開き、秘部に顔を埋める。 「俺、我慢できないですよ。 もっとリリさんのエッチなとこ、見たいです」 それだけ言って、俺は薄く開いた秘唇に舌を這わせる。 「や、あああんっ!」 リリさんが顔をのけぞらせるのが視界に一瞬入る。 リリさんの甘い蜜の香りに潮の香りが混じっているが、全く気にもならない。 俺は鮮やかなピンク色の秘唇にディープキスの要領で口づけ、舌を入れる。 狭く締め付ける感触が俺の舌を攻撃し、ヌラリと溶けた蜜の感触が俺の舌を酔わせるようだ。 「んぅ! ア、アゼル…く、や、あ…」 リリさんの声が早くも途切れ途切れになる。 俺は、挿し込んだ舌を激しく躍らせてみたり、舌を尖らせストローのように蜜を音を立てて啜る。 「あ……あ…」 静かな波の音に混じり、淫らな吐息と粘った音がかぶさる。 もっと、エッチな声が聞きたい。 俺は、舌を胎内から抜くと、赤く尖った蕾に舌を這わせる。 「あんっ! そこ、弱い、のぉ!」 リリさんの喘ぎ声が甲高くなる。 「リリさん、可愛い」 俺は囁き、さらに舌と唇で可愛がる。 「……もう、アゼル、あ……いやぁっ…!」 俺の頭を強く押さえてリリさんが体を激しくよじる。 チラリと上目遣いにリリさんの乱れた表情を捉えて、俺は、 「リリさんがイク時の可愛い顔、見せて」 とだけ言って、蕾を唇で甘く噛み、はさまれた蕾を舌で啄ばむ。 「ア、アゼル……! もうダ、ダメぇっ! イ、イッちゃうっ…!」 リリさんの両手が、俺の頭を激しく自分に押し付ける。 俺は唇に力を込めた。 「ああああ…んっ…!」 高い声を迸らせて、リリさんは絶頂に達した。 強く眼を瞑りながらも、大きく開かれた口から舌が覗く蕩けた表情。 その表情が俺に焼きつき、俺の口を、リリさんが発した一際熱い蜜が満たす。 俺は体を起こし、肩で息を吐いているリリさんの体もゆっくりと起こす。 「やっぱり、リリさん可愛い」 座った姿勢で抱き締め、目じりに薄く涙を浮かべた妻に軽くキスをする。 「アゼル君、あったかい…」 リリさんもキスに応じて、俺をギュッ、と抱き締める。 しばらくそのままの姿勢で俺はリリさんを感じる。 …ほどなく、俺のモノに少しひんやりとした柔らかい感触。 リリさんの手が、既に粘液をこぼしている俺を軽く握っている。 そしてゆるゆるとしごく。 「…手、汚れますよ」 甘い刺激に俺は疼きながら囁く。 「…熱い。 ねぇ、アゼル君…早く…欲しいよぉ…」 眼を蕩けさせながら、リリさんがねだる。 「……じゃ、挿れます」 俺のモノから手を外させて、俺はゆっくり押し倒そうとするが、リリさんがかぶりを振る。 「ギュッ、と抱き締めあいながら…したいの」 「わかった。 俺もリリさんの顔、もっと見たい」 俺は胡坐をかく。 そこにリリさんがまたがり、俺のモノに手を添えてゆっくりと腰を沈める。 十分に濡れたリリさんの襞はスムーズに俺を飲み込む。 「あああん…っ!」 リリさんが強くしがみつく。 「うっ、リ、リリ…すごい…気持ちいい!」 熱い潤みに満たされた俺も、強い快感に腰が震える。 いきなり射精したくなる感覚に俺の頭がヒリつくが、何とかこらえる。 一緒にイクんだ。 俺はリリさんの腰に手を廻して揺さぶるように体を動かす。 「あんっ! ア、アゼルのが…いっぱいで…甘いのぉ…!」 開けっ広げに快感を訴えながらリリさんが俺にしがみつく。 座ったままだから、突き上げるような動きにはならないけど、それでもリリさんの中は狭く締め付けながらもうねうねと襞が蠢き、絡みつく。 「リ、リリ…俺も、溶けそう…!」 このまま溶け合いたい衝動が俺を襲う。 俺は挿しこむ角度を微妙に浅く変えて、激しく左右に揺する。 「あああん! そこ、そこ擦ったらダメぇっ! そんなの……いいのっ!」 リリさんが激しく体をのけぞらせる。 俺を抱き締める腕に力がこもる。 リリさんの奥からも熱い蜜が新たに迸り、俺たちの動きに合わせて粘った音を発している。 もう、我慢できない。 このまま、一緒に… 俺はさらに激しく動く。 結合部を軸にしてマットの上を独楽のように回りながら淫らに踊る。 「あ、あっ、あなたぁ、またイッちゃう!」 リリさんの全身がわななく。 俺の胸に体を密着させる。 リリさんの襞が全てを吸い込むように一際甘く締め上げる。 「お、俺ももう…出るっ!」 「わ、私も…あああああっ!」 リリさんの絶頂を告げる声に導かれて、俺も達した。 激しく愛しい妻の奥に打ちつけながら、俺は囁く。 「リリ…ずっと…愛してる」 しばらくして、俺の胸の中にしなだれかかったリリさんの口から、 「私も…ずーっと大好きよ…アゼル…」 幸せそうな声。 …絶対、離すもんか。 「ねぇ、リリさん」 ビーチのマットの上。 俺は仰向けになりがらリリさんに尋ねる。 「なぁに?」 俺の胸に頭をあずけた姿勢のまま、リリさんが応える。 「さっきのアレ…ワザとでしょ?」 「ギク」 …ホント、嘘つけないな。 いくら何でも、あんな寝相はないだろ。 「…だってぇ、しばらく二人っきりになれかったんだもの」 甘えた声で言い訳。 「…そうだな。 ああいうのもたまにはいいか、リリさんの可愛い顔いっぱい見れたし」 「もう…恥ずかしいじゃない…」 俺の言葉に、リリさんが顔を染めて少し拗ねた表情をする。 そんな顔も可愛くて。 俺はリリさんの髪をクシャリと撫でる。 「うふふ、くすぐったい…」 言いながらも、リリさんは気持ちよさそうだ。 そんなリリさんの額にキスをして、俺は思う。 …いつまでも、そばにいるよ、リリさん。 終わり
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/12.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/ebmr/pages/22.html
もものめ氏の作品 ■もものめ (マイス×さくや) ■もものめ 続き (マイス×さくや&ペルシャ) ■ガジ&マイス×トゥーナ ■ショコラ×ラスク ■マイス×マリオン&ショコラ ■マイス×イオン